女性問題で選手生命危機 西武・山川にささやかれる 救いの手となる「球団名」

2023年5月13日(土)11時38分 ココカラネクスト

登録抹消となった山川(C)CoCoKARAnext

 西武・山川穂高内野手が12日に出場選手登録を抹消された。

 山川は知人女性に対して東京都内のホテルで性的暴行を加えたとして被害届が出されていると、11日「文春オンライン」が報じていた。本人もすでに警視庁から事情聴取を受けており、今回の抹消に関して球団側は「総合的に判断してコンディション的に抹消」と理由を説明している。

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 今春は侍ジャパンの一員としてWBCで世界一にも貢献。開幕後は打率・254、本塁打0となっていた。親会社の西武ホールディングスは来月に株主総会を控えており、反響の大きさから、実質的な「無期限謹慎」を課されたといえそうだ。

 そして気になるのは山川の今後だ。すでに警視庁も動いており、仮に逮捕、起訴となれば、輝かしいキャリアを積み重ねてきたプロ野球人生は一気に暗雲が漂う。

 また仮に不起訴になったとしても、西武球団にそのまま在籍できるかは微妙だ。親会社の西武ホールディングスは12球団の中でも特にコンプライアンスに厳しい球団ともされており、過去にもトラブルを起こした選手は放出されてきた歴史もある。

 この事態を受け、ネット上では早速「山川なら欲しい球団あるよね」とトレードを推測する声も上がり始めている。

 ここまで本塁打王3度、昨年は初の打点王に輝くなど、「飛ばす力」は球界屈指ともいわれる。独自の打撃理論には他球団の選手も耳を傾けているとあって、触手を伸ばす球団はありそうだ。

 有力候補となりそうなのは、開幕から最下位が定位置となっている日本ハム。万波中正、野村佑希、清宮幸太郎などロマン砲ぞろいながら、いずれの選手も未だ成長過程とあって、決定力に欠けるきらいがある。ここにきてケガ人も続出、最近もBCリーグの茨城からアレン・ハンソン内野手を獲得したばかり。西武と日本ハムの間では3年連続でトレードを成立させるなど、しっかりと「パイプ」が築かれていることも大きい。

 また球界の盟主、巨人にも注目が注がれている。大きな話題を集めたのは2021年8月の中田翔の移籍劇だった。日本ハムで同僚への暴力行為で出場停止処分を受けた中田に対し、無償トレードで救いの手を差し伸べたのが、現在も指揮官を務める原監督だった。今季はここまで7本塁打をマークするなど、その後の中田の「再生」は知られており、今回も「男気」を発揮するか、水面下で注目されている。

 いずれにせよ、現在進められている捜査の結果次第では、より深刻な状況に陥ることもありうる。山川は順調にいけば今季FA取得年となっていたが、自ら起こした不祥事でプロ野球人生の岐路を迎えることになりそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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