早くも注目の2024FA戦線 球界OBから「出るかなという感じがする」と予想される強打の捕手とは

2024年5月13日(月)11時42分 ココカラネクスト

大城は二軍降格となり、現在ファームで調整中だ(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext

 早くも今オフのFA戦線の行方が注目を集め始めている。

 特に今季は、「捕手FA」ともいわれている。巨人では国内FA権を取得予定の大城卓三が現在、打撃不振もありファームで調整中。他球団でも多くの主戦捕手がFA年を迎えるとあって大規模”地殻変動”が起きるかと、注目されている。この点について、球界内からも様々な考察の声が出ている。

【FA戦線2024年】巨人大城&中日キノタクが争奪戦か?現時点で考える2024年FA戦線について語ります!【プロ野球】

 現役時代は大洋(現DeNA)で活躍、引退後は日本代表コーチも務め、現在は野球解説者として活躍する高木豊氏は5月12日に自身のYouTubeチャンネルに「【FA戦線2024年】巨人大城&中日キノタクが争奪戦か?現時点で考える2024年FA戦線について語ります!【プロ野球】」と題した動画を更新。今オフのFA戦線を独自の視点で語っている。

 FAについて高木氏は各球団、シミュレーションなども行いながら、早めに準備を進めているはずと指摘。その上で、FA取得者も「本人も球団に残るか、残らないかのボーダーラインはある程度決めていると思う」と話した。

 その上で今オフのFAに関して「大注目は大城だよな」と高木氏。順当にいけば今季が国内FA取得年となる。現在ファームで調整中の大城に関して「この先どういう扱いになるかわからないけども、この先同じような扱いになると、(球団を)出るかなという感じがする」と予想した。

 昨年主戦捕手として先発マスクを最も多く任された大城は、今季、ベテランの小林誠司、岸田行倫との併用となっている。今月8日に打撃不振などを理由に抹消された。自身も現役時代「打てる捕手」として知られた阿部慎之助監督は大城に対して、ベテランの小林などの捕手としてのふるまい、所作を学んで欲しいとも語っている。ただ、捕手の在りかたというのは"正解"もないため、「起用法が現状のままであれば、残って(監督の下で)修行するというのは厳しい」(高木氏)という見方も示した。

 大城に関しては当然、主戦捕手としてフル出場したい気持ちもあるはずとしながら「働き場所を見つけて、(巨人を)出るかなという感じはするけどもな」と現状を踏まえての予測を示した。
 
 最後は本人の気持ちとしながら、プロである限り、他球団の評価というのは聞いてみたいと思うのは当然のことだろうとも話した。

 さらに2人目の注目選手として名前を挙げたのは、中日・木下拓哉。こちらも強肩強打の「打てる捕手」として知られている。木下に関しても現状で宇佐見真吾や加藤匠馬と併用となっていることを踏まえ、出場機会を求めてFA行使する可能性もあると高木氏は指摘した。
  
 また、ソフトバンクからは同じく捕手の甲斐拓也に関して「出たら超目玉になるな」とコメント。甲斐に関しては「勝つことを知っているキャッチャー 経験値も高い」として、仮に宣言したら争奪戦になる可能性も指摘した。

 ほかにも動画内では注目のFA取得選手について語っている。

 また今季は捕手ポジションでは、昨年日本一となったチームで存在感を示した阪神の坂本誠志郎もFA取得年となっている。まれに見る、「捕手FA」となることが予想されており、水面下の動きも引き続き、注目となりそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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