元FC東京所属選手が提訴!給与未払い主張も母国クラブ否定
2025年5月13日(火)11時25分 FOOTBALL TRIBE

かつてFC東京でプレーしていた元ブラジル代表DFブルーノ・ウヴィニが一部の給与を支払われていないとして、ブラジル1部ECヴィトーリアを提訴した模様。クラブ会長との意見対立が現地で報じられている。
ブラジル人のホルヘ・ニコル記者が5月12日に伝えたところによると、ウヴィニは2025年に1カ月分の給与しか受け取っていないと主張。クラブ500万レアル(約1億3,100万円)の支払いを求めて訴訟を起こしたほか、4か月にわたりチームに帯同しておらず、個別でトレーニングを続けているという。
一方で現地メディア『A TARDE』は、同クラブのファビオ・モタ会長の話として「ウヴィニは5月12日にチームを去ったが、その時に何も説明がなかった」と報道。これによると、同会長はウヴィニに対する給与未払いの可能性を完全否定したほか、選手側は自らの意思でクラブを去ったと主張したという。
現在33歳のウヴィニは、ナポリやトゥウェンテなど欧州の複数クラブに在籍したほか、サウジアラビア1部アル・ナスルなど中東クラブでもプレー。2021年1月にFC東京へ加入したが、来日1年目のJ1リーグ戦で2試合の出場にとどまると、2022シーズンは選手登録外に。同年8月に契約解除により退団している。
FC東京退団後はしばらく無所属状態だったが、2023年1月にグレミオへ加入。2024年4月にグレミオからECヴィトーリアへ移籍しているが、2024シーズンのブラジル1部リーグ戦で6試合の出場にとどまり、同年7月以降は出番がなかった。