【新潟大賞典】失明危機乗り越えレガーロデルシエロが昇級即重賞Vへ 栗田調教師「よくここまで持ち直してくれました」
2025年5月13日(火)15時1分 スポーツ報知
レガーロデルシエロ
◆第47回新潟大賞典・G3(5月17日、新潟競馬場・芝2000メートル)=5月13日、美浦トレセン
レガーロデルシエロ(牡4歳、美浦・栗田徹厩舎、父ロードカナロア)は失明の危機を乗り越えて初タイトルを目指す。
異変は2走前のノベンバーSの後に起きた。「目の病気になって手術をして、一時は失明の可能性もありましたが、よくここまで持ち直してくれました」と栗田調教師は復帰に安どの表情を浮かべる。その高い期待に応えるように前走の美浦Sを快勝。初の2000メートルを問題なくこなしてオープン入りを決め、重賞の舞台にたどりついた。
父ロードカナロアは6〜8ハロン、母デアレガーロも7ハロンで重賞Vと短い距離で活躍した。中距離路線での飛躍にトレーナーは「競馬を覚えていき、経験が生きてきた」と目を細める。軌道に乗った素質馬が連勝でG3も奪取する。