大谷翔平が“パパ初タイトル”ならず 7戦4発も今季初週間MVP逃す…打率5割のフリーマンが受賞
2025年5月13日(火)5時38分 スポーツ報知
米大リーグ機構(MLB)は12日(日本時間13日)、5〜11日(同6〜12日)の週間MVPを発表し、ドジャース・大谷翔平投手(30)は、選出されなかった。4月19日(同20日)に第1子の長女が誕生したことを報告してから初となる“タイトル”獲得とはならなかった。同僚のフレディ・フリーマン内野手(35)が選出された。
昨季は4度受賞し、日本人選手では最多の通算11度受賞している週間MVP。敵地10連戦だった同期間では、全7試合に出場して、30打数11安打(リーグ2位タイ)の打率3割6分7厘(同11位)、4本塁打(同1位)、10打点(同2位)、1盗塁(同20位タイ)と打ちまくったが、あと一歩及ばなかった。
大谷は5日(同6日)の敵地・マーリンズ戦で右翼へ打球速度117・9マイル(約189・7キロ)という鋭い当たりで9号2ランを放つと、6日(同7日)の同カードでも2戦連発の10号ソロ。8日(同9日)の敵地・ダイヤモンドバックス戦では9回2死から11号ソロを放つと、翌9日(同10日)の同カードでは11—11で同点の9回に決勝の12号3ランを放って両手を挙げて喜んだ。3日(同4日)の敵地・ブレーブス戦から9試合連続安打中と調子を上げている。
敵地での10連戦で、長距離動や時差などもありながら調子を落とすどころか、一気に上げた大谷。例年は6月に本塁打を量産する傾向にあるが、やや早く量産体制に入っている。今季はここまで真美子夫人の出産に伴う「父親リスト」に入って欠場した2試合をのぞくチーム41試合中39試合に出場。146打数48安打の打率3割8厘、リーグ2位の12本塁打、21打点、10盗塁をマークしてる。
大谷を抑えて週間MVPに輝いたフリーマンは、同期間でリーグ最多の14安打を放って打率は5割。3本塁打、12打点、OPS1・500と本塁打以外ほぼすべての成績が大谷を上回った。ア・リーグはレッドソックスのラファエル・ディバース内野手(28)が受賞した。
あす13日(同14日)からはアスレチックス、エンゼルス、ダイヤモンドバックスと本拠地で9連戦が組まれている。
◆日本人選手の週間MVP受賞回数
〈1〉大谷翔平 11度(18年2度、21年2度、23年3度、24年4度)
〈2〉イチロー 5度
〈3〉野茂英雄、松井秀喜 4度