【巨人】 トレード加入のリチャードが入団会見で決意「結果で恩返しできたら」1軍登録へ
2025年5月13日(火)15時39分 スポーツ報知
会見を行ったリチャード(カメラ・小林 泰斗)
ソフトバンクからトレードで加入した巨人のリチャード内野手が13日、マツダスタジアムで入団会見を行った。12日に秋広優人内野手、大江竜聖投手とリチャードの2対1のトレードが成立したことが発表され、巨人へ加入。リチャードは「驚きと、ジャイアンツのユニホームを着て今日から野球ができるっていう喜びと感謝の気持ち。ホークスで8年間プレーしてきた成長、これからも成長していくんですけど、その感謝の意味を込めて、ジャイアンツの結果で恩返しができたら」と決意を示した。
189センチ、123キロの恵まれた体格を持ち、昨季までウエスタン・リーグで5年連続本塁打王、3年連続打点王を獲得。開幕スタメンで迎えた今季は6試合22打数2安打で4月5日に出場選手登録抹消されていた中、心機一転、新天地で飛躍を目指すことになった。巨人の印象については「相手チームとして戦ってきたんですけど。威圧感があった。そのチームの一員になれる喜びがある」と語った。
チームは主砲の岡本が左肘の負傷で離脱中。打線のつながりを欠き、現在31イニング連続適時打なし。坂本も前日12日に再調整で再び登録を抹消されている。一塁と三塁を高いレベルで守れるリチャードへの期待は大きい。「今日から岡本選手のようにはさすがにできないですけど、自分のできる範囲のプレーは全力で出したい。チーム的にも勝てるように、チームプレーを大事にして、岡本さんが帰ってくるまで、とはいわず、頑張ってチームが勝てるように自分の力を出せるように頑張りたい」と意気込んだ。
◆リチャード 本名は砂川(すながわ)リチャード。1999年6月18日、沖縄県生まれ。25歳。沖縄尚学から17年育成ドラフト3位でソフトバンク入団。20年3月に支配下選手契約。21年9月5日のオリックス戦(ペイペイD)で史上88人目の満塁弾でのプロ1号。通算100試合で45安打、打率1割6分、10本塁打、27打点。189センチ、123キロ。右投右打。