日本ハム・万波「V率100%でお願いします」小学生に約束した優勝宣言
2025年5月13日(火)6時0分 スポーツニッポン
絶対、リーグ優勝するぞ!日本ハム・万波中正外野手(25)が12日、本拠地・エスコンフィールドに程近い北広島双葉小を細川凌平内野手(23)と一緒に訪問し、268人の全校児童と交流した。チビっ子ファンから今季の優勝確率を問われ、「100%」と宣言し、本塁打を打った際の「新パフォーマンス」も約束。本塁打&打点でリーグトップを走るスラッガーが、有言実行を果たす。
会場の体育館が一気に沸いた。男子児童から「優勝する確率は何%ですか?」と純粋無垢(むく)な質問を投げかけられると、万波は「100%でお願いします」と堂々の優勝宣言だ。
この日は北広島双葉小を訪問し、キャッチボールなどで子供たちと交流。応援団に扮した6年生からは、13日からのオリックス3連戦(エスコン)に向けたエールを送られた。万波は大笑いしながら、「ウイットに富んだオリジナルの応援をしてくれた。最高だった」と喜んだ。
同校児童は15日の試合を観戦予定で、エスコンで再会のチャンスもある。本塁打を打った際のパフォーマンスもおねだりされた。詳細については秘密にし、万波は「あかにまみれた大人と違って、純粋な子供たちが考えてくれたとてもシンプルで心温まる行動だと思う」と冗談を交じえながら期待を持たせた。
小学生時代の万波が最も印象に残ったのは、巨人・坂本の姿だ。08年4月6日。東京ドームで巨人—阪神戦を母と観戦した小2の万波少年は、当時19歳で背番号61だった坂本のプロ1号となる満塁本塁打を目にし、心を震わせた。「“凄い世界だな”と思ったのは鮮明に覚えている」と鮮烈なアーチは脳裏に焼き付いている。
万波自身も10日の楽天戦で9号逆転満塁弾を放ち、2発&6打点の活躍で球場に詰めかけた子供たちに夢を与えた。「本塁打は大人になっても興奮する。ルールが分からない子も一番分かりやすいと思う」。9本塁打&22打点でリーグ2冠の主砲が、あの日の自分のように、子供たちの目を輝かせる。(田中 健人)