ソフトバンク小久保監督が巨人へトレード移籍のリチャードに期待「頼れる人がいないことがプラスになる」
2025年5月13日(火)15時35分 スポーツニッポン
ソフトバンクの小久保裕紀監督は13日、前日に巨人へのトレード移籍が発表されたリチャードにエールを送った。
「熱望されて行く。チャンスはもらえるだろうし、彼の中では環境が変わるのは一番いい。球団もそう判断したんでしょうしね」
ウエスタン・リーグ5年連続本塁打王となったが、1軍ではチャンスをつかめなかった。今季は師匠の山川に自主トレからしごかれ、開幕スタメンに名を連ねながらも6試合で打率・091、0本塁打だった。指揮官は「付き添ってあげる人が居るところから、自立してどう力を出せるか。甲斐もいるけど、全く知らない環境にいく。それがプラスになると思う。頼る人がいないと自分で決断し、自分でやっていくしかない。それが足りなかったので。きょう、スタメンでしょうから(電話で)“その気持ちで行けよ”と言いました」と環境の変化はプラスに働くのではと見ている。
代わって22歳の秋広優人内野手、中継ぎ左腕の大江竜聖投手が加わる。「(秋広は)上で練習を見てどうするかを考える。ジャイアンツの中ではプロスペクトだった選手。花を咲かせられるように手伝いをしていかないといけない」と期待。大江についても「左のサイド、スリークオーターでスライダーの曲がりが大きい。そういうピッチャーはホークスにいないんでね。倉野コーチと相談しながら」と状況を見つつ、起用していく。