野左根航汰が4年振りのSUGOでトップタイム。ST1000は國井勇輝、ST600は伊達悠太が首位/全日本ロード SUGO公開テスト 1日目

　全日本ロードレース選手権シリーズ第3戦に向けた公開テストが宮城県・スポーツランドSUGOで3日間の日程で始まった。前日まで降っていた雨の影響は、1本目にウエットパッチが残っているくらいで、ほぼドライコンディションでスタート。青空が広がり、冷たい風は吹いていたものの日差しは強く路面温度は最高で約40度まで上がっていた。路面は汚れている部分もあったが、走行が進む度にラバーがのり、決して悪い状況ではなかったが転倒したライダーは少なくなかった。そのため何度か赤旗が提示されセッションが中断された。

　JSB1000クラスは、3本目の2時間という長いセッションの中で野左根航汰（Astemo Honda Dream SI Racing）が1分26秒765をマーク。ヤマハファクトリーのふたりを上回り一気にリーダーボードトップに立つと、そのままセッション終了となり、テスト初日をトップタイムで終了した。

「4年振りにSUGOを走ったので、思い出しながら、初めてホンダを走らせました。思っていたほどグリップはよくなかったので、苦しんだ部分もありましたが、ユーズドタイヤでマシンセットを進めることができましたし、トップタイムというのは、初日とはいえうれしいものです。まだトップ争いをするにはアベレージが足りないので、2日目にさらにレベルアップできるようにチームと力を合わせていきます」と野左根。

　2番手にSUGOを得意としている岡本裕生（YAMAHA FACTORY RACING TEAM）が1分26秒805、3番手に絶対王者・中須賀克行（YAMAHA FACTORY RACING TEAM）が1分26秒853で続いた。4番手に1分27秒353の伊藤和輝、5番手に怪我からの復帰となる清成龍一（TOHO Racing）が1分27秒461、6番手に津田拓也（AutoRace Ube Racing Team）が1分27秒476、7番手に高橋巧（日本郵便 Honda Dream TP）が1分27秒569、8番手に名越哲平（SDG Honda Racing）が1分27秒618、9番手に長島哲太が1分28秒129で続いた。

　ST1000クラスは、2024年型ホンダCBR1000RR-Rをシェイクダウンした國井勇輝（SDG Team HARC-PRO）が1分28秒370でトップ。

「シェイクダウンだったので、1本目は慣らしを行い、2本目からセットを進めていきました。フィーリングはすごくいいですし、新型のいい部分をもっと詰めていければ速く走ることができると思います。初日としては、すごくいいテストになりました」と國井。

　2番手の豊島怜（DOGFIGHTRACING JDS）も好調で1分28秒468をマーク。3番手に岩戸亮介（Kawasaki Plaza Racing Team）が1分28秒649、4番手に作本輝介（Astemo Honda Dream SI Racing）が1分28秒933で続いた。

　ST600クラスは、1分30秒364をマークした伊達悠太（AKENO SPEED･MAVERICK）がトップタイムだった。

　全日本ロードレース選手権 SUGO公開テスト1日目のタイム結果は以下の通り。

■全日本ロード SUGO公開テスト1日目 4メーカー合同テスト フリー走行1回目 タイム結果

■全日本ロード SUGO公開テスト1日目 4メーカー合同テスト フリー走行2回目 タイム結果

■全日本ロード SUGO公開テスト1日目 4メーカー合同テスト フリー走行3回目 タイム結果

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