新庄ハム 異例の「捕手4人オーダー」で高橋光成撃破! 2度目の4連勝で政権下初の貯金「6」! 強さが本物と言われる理由とは

2024年5月14日(火)17時58分 ココカラネクスト

新庄監督の起用も注目を集める(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext

 日本ハムは5月14日に行われた西武戦(エスコンフィールド)に4−1と勝利。今季2度目の4連勝を果たし、新庄政権下では初となる貯金6まで伸ばしている。

【動画】4番マルティネスは3回に高橋光成から貴重な追加点を奪った

 先発は左腕・山崎福也。走者を背負う展開もありながら要所を締め、137球の熱投、9回1失点で今季2度目の完投勝利、リーグトップとなる4勝目をあげた。 

 山崎の熱投を援護したのは打線だった。この日、「さちとら」バッテリーを組んだ伏見寅威が2回に適時打を放ち先制、3回にも4番のアリエル・マルティネスが適時三塁打と得点を重ねる。

 また相手先発、高橋光成といえば、昨季本拠地のエスコンでは3戦3敗、防御率0.86に封じられた”天敵”。しかし、成長を示すかのように、この日は3回までに3得点。ゲームの主導権を握り、大事な勝利をものにした。

 強いチームの勝ち方ができている。この日の高橋、10日のゲームではロッテの若きエース・佐々木朗希に土をつけた。相手球団のエース格にも長短打をからめて、しっかり点を奪い、先発が試合を作り、最少失点に抑える。

 この試合では3回に適時打を放った4番のマルティネスが二死三塁の場面において、続く石井一成の打席で高橋の暴投を見逃さず、本塁を陥れ得点につなげるシーンも光った。

 それぞれが役割に応じた働きを示しているからこそ、勝ち星に結びついているといえそうだ。

 そして、豊富な戦力を生かす”最適解”にも新庄剛志監督は気を配っている。

 この日は「さちとら」バッテリーで「8番・捕手」に伏見、「1番・DH」に田宮裕涼、「3番・三塁」で郡司裕也、「4番・一塁」でマルティネスを先発起用。本職が捕手の選手4人を先発オーダーに並べる異例の形で、勝ち星につなげた。

 開幕前から強固な投手陣の力は認められてきたが、打線においても柔軟な発想で「適材適所」を摸索してきた中で選手たちものびのびと力を発揮している。

 首位ソフトバンクの牙城は崩れないが、投打がかみあって、がっちり2位をキープしている。就任3年目、いよいよ「新庄野球」が花開こうとしている。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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