世界1位グッドマン、井上尚弥戦「2度キャンセル」で困窮...「家を買ったが返済に苦労」14日に地元豪州でノンタイトル戦

2025年5月14日(水)13時10分 J-CASTニュース

プロボクシングのIBF世界スーパーバンタム級1位サム・グッドマン(オーストラリア、26)が、経済的困窮を訴えた。

ファイトマネー当て込んでマイホーム購入

米ボクシング専門誌「ザ・リング」(ウェブ版)が2025年5月13日に報じた。

14日に地元オーストラリアでノンタイトル戦を予定するグッドマンは、「ザ・リング」のインタビューに応じ、経済的に困窮している現状を明かした。

グッドマンは24年12月24日に、東京・有明アリーナでスーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋、32)と対戦する予定だった。

ところが、練習中に左目上をカットし延期に。試合は、1か月後の25年1月24日に設定されたが、試合の2週間前にグッドマンが再び左目上を負傷したため、陣営は試合を辞退した。

オーストラリアメディアの報道によると、井上戦のファイトマネーは100万ドル(約1億4700万円)だったという。

地元メディアによると、グッドマンは井上戦のファイトマネーを見込んで、ローンを組んでマイホームを購入したという。ところが、あてにしていたファイトマネーを手にすることができず、経済的に困窮しているという。

「試合で稼げるお金もないし、他に仕事もしていない」

グッドマンは、「ザ・リング」の取材に対し、井上戦を辞退したことについて「これまで経験した中で最も辛いことのひとつだった」と切り出し、「周知の事実だが、井上との試合は大きな試合で、私がこれまで受け取っていた報酬とは大きく異なる。あの試合を逃して以来、経済的にかなり苦しい状況に陥っている」と語ったという。

グッドマンは、24年7月に行われたノンタイトル戦を最後にリングから遠ざかっている。14日の試合は、約10か月ぶりのリングとなる。ボクシング一本で生活しているグッドマンは、次のように現状を語った。

「もう1年近く試合に出られていない。試合で稼げるお金もないし、他に仕事もしていない。家を買ったけど、返済に苦労している。数人のスポンサーに頼らざるを得ない。本当に辛い時期だ。他に選択肢はない。プランBもない。このままじゃダメなんだ」

グッドマンは井上との対戦を望んでいるが、現時点で井上の年内のスケジュールは内定している。26年に関しても、すでに具体的に対戦候補者の名が挙がっており、グッドマンが井上と対戦できるかどうかは不透明な状況にある。

J-CASTニュース

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