トヨタ スーパーフォーミュラ第2戦オートポリス レースレポート

2018年5月15日(火)12時45分 AUTOSPORT web

2018年全日本スーパーフォーミュラ選手権第2戦オートポリス


決勝レースは悪天候のために中止
予選では平川亮が自身初のポールポジション獲得


 九州・オートポリス開催のスーパーフォーミュラ第2戦は、悪天候のために決勝レースが中止となりました。前日、好天の下で行われた予選では平川亮(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)が自身初のポールポジションで、1ポイントを獲得しました。


 スーパーフォーミュラの第2戦が5月12日(土)、13日(日)の両日、大分県のオートポリスで行われました。3週間前に行われた開幕戦の鈴鹿では、トヨタエンジン勢は予選で苦戦し後方スタートを強いられることに。
 
 しかし、素晴らしいドライビングと戦略を活かした関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)が14番手スタートから追い上げ2位表彰台。石浦宏明(P.MU/CERUMO・INGING)がディフェンディングチャンピオンの意地を見せ4位フィニッシュを果たしました。
 
 今季より新たに2種類のタイヤを使用することとなりさらに戦いが激しさを増したスーパーフォーミュラ。トヨタ勢は開幕戦での雪辱を果たすべく、シーズン唯一の九州ラウンドに臨みました。


予選


 12日(土)は好天に恵まれ、気温24度、路面温度38度という過ごしやすいコンディションの下で午後3時50分からノックアウト方式の予選が開始されました。


 Q1(20分)は全車ミディアムタイヤでアタック。まず1回目のタイムを出した後タイヤを交換し、残り7分ほどになったところで再アタック開始。平川が3番手タイム。ニック・キャシディ(KONDO RACING)が6番手、石浦が8番手と好位置につけました。
 
 上位17台がコンマ6秒に入るという相変わらずの僅差で、特にQ2進出ラインは100分の1秒を争うことに。関口が10番手、その後に小林可夢偉(carrozzeria Team KCMG)、山下健太(KONDO RACING)、中嶋一貴(VANTELIN TEAM TOM’S)と続きQ2進出を果たしましたが、国本雄資(P.MU/CERUMO・INGING)は僅か0.02秒及ばず15番手でQ1敗退。
 
 ジェームス・ロシター(VANTELIN TEAM TOM’S)が16番手、大嶋和也(UOMO SUNOCO TEAM LEMANS)が18番手、今大会デビューすることとなったトム・ディルマン(UOMO SUNOCO TEAM LEMANS)は19番手でグリッド確定となりました。

星野一義監督と平川亮(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)


 Q2(7分)はセッションが開始されて2分ほどで各車コースへ。関口が計測2周目でまず好タイムをマークする一方で、中嶋一貴と小林はアタックを翌周に。平川とキャシディがコースレコードを更新しタイムシートの上位に浮上すると、小林がこれをコンマ3秒近く引き離すスーパーラップでさらにコースレコードを塗り替えトップタイム。キャシディ、平川が2,3番手で続き、Q2はトヨタエンジンがトップ3を占めることとなりました。
 
 関口が7番手でQ3へ。石浦は8番手と1000分の1秒まで全く同じタイムをマークしながらも、タイムを出したタイミング(先に記録した方が上位となるルール)で惜しくもQ2敗退という、悔しい結果となってしまいました。また、中嶋一貴はアタックラップでスピンを喫し、13番手グリッドとなりました。
 
 Q3(7分)も各車タイミングを見計らってのコースイン。このセッションでは平川が唯一1分25秒台に入れる快走で、自身スーパーフォーミュラでは初となるポールポジションを獲得。ぎりぎり最後まで待機して一発アタックを決めたキャシディが4番手。関口が6番手。Q2で圧倒的なタイムをマークした小林は原因不明のタイヤグリップ不足に見舞われ8番手に終わりました。


 翌13日(日)は朝から雨。標高の高いオートポリスは深い霧に覆われ、視界不良で午前中の走行は全てキャンセルに。昼には一旦雨が止み、併催の全日本スーパーバイクのレースは行われましたが、その直後に再び降り始めた雨は強さを増し、決勝レース前のウォームアップ走行は途中赤旗で終了。
 
 その後も雨は止むことなく、何度かの順延でスーパーフォーミュラ決勝レース開始のタイミングを計りましたが、天候の回復が見込めないことから、14時過ぎに決勝の中止が決定されました。

第2戦の決勝レースは悪天候のためキャンセルに。


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