待望の5名乗車に、外部給電可能なV2Hも装備の『トヨタ・プリウスPHV』が登場

2019年5月15日(水)10時58分 AUTOSPORT web

 TNGA(トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー)を採用した4代目『トヨタ・プリウス』から、そのエクステリアに至るまで専用設計とした本格的プラグイン・ハイブリッド専用車両として生まれ変わった『トヨタ・プリウスPHV』が初の一部改良を受け、乗車定員が従来型の4名から5名に拡大。さらにクルマに蓄えた電気を住宅に供給する仕組み“V2H(ブイツーエイチ)”も備えるなど、大幅な機能強化を果たして5月9日より発売開始となっている。


 ベースとなった4代目『トヨタ・プリウス』に対し、特徴的な薄型多眼ヘッドライトを採用した『トヨタ・プリウスPHV』は、その見た目だけでなく空力性能に貢献するダブルバブル形状のルーフや、軽量化を狙った複合素材のバックドアなど、環境性能を高めるべく最新の技術が盛り込まれている。


 その『トヨタ・プリウスPHV』に施された今回の一部改良では、リヤシート形状を見直すことで乗車定員を従来型の4名から5名とし、ゆとりの車内空間を実現。さらにこちらも専用設計となる縦型センターディスプレイを活かした安全・安心装備も拡充され、駐車場から後退する際に左右後方から接近してくる車両を検知し注意喚起するリヤクロストラフィックアラートや、車両を上から見たような映像をナビゲーション画面に表示するパノラミックビューモニターを新設定した。

インテリアはデザイン面での変更はないものの、リヤクロストラフィックアラートや、パノラミックビューモニターを新設定
リヤシートは形状が見直され、乗車定員を従来型の4名から5名とし、ゆとりの車内空間を実現した


 また、静止物へのパーキングサポートブレーキ機能も備えるインテリジェントクリアランスソナーの設定も拡大されたほか、専用通信機DCMを全車に標準搭載し、遠隔で走行アドバイスや車両診断を受けられる『eケアサービス』や『LINEマイカーアカウント』のような、さまざまなコネクティッドサービスも充実するなど、“つながるクルマ”としての機能も大きくアップデートされている。


 そしてプラグイン・ハイブリッド車両として期待される電力供給の機能でも、新たにV2Hを実装。災害などの停電時でも、プリウスPHVを頼れる“蓄電池”として活用することが可能になった。


 このV2Hの仕組みは、急速充電インレットに外部給電機能(V2H)をオプション設定し、別売のV2H機器と接続することで駆動用バッテリーに蓄えた電力を家庭用電力として利用することが可能に。


 あわせて、住宅の太陽光発電などで生じた余剰電力を車両の駆動用バッテリーに蓄電することも可能となり、電力需要の平準化にも効果が期待されている。また、充電時間も普段の200V用充電ケーブルを使った場合と比べ、約1時間30分と大幅な短縮も果たしている。


 助手席回転チルトシートを備える『ウエルキャブ・シリーズ』も含め、全車が5人乗車仕様となり、価格は317万8440〜426万6000円となっている。

災害などの停電時でも、プリウスPHVを頼れる“蓄電池”として活用することが可能となるV2Hを実装
車内温度の上昇を抑制し、エアコン制御を助ける幾何学調ルーフフィルムも用意される

公式サイト:https://toyota.jp/priusphv/


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