ソフトバンクの秋広優人 移籍後初安打!1軍登録即スタメン 直後に4年ぶり「7番」山川が復活8号2ラン
2025年5月15日(木)19時45分 スポーツニッポン
◇パ・リーグ ソフトバンクー西武(2025年5月15日 みずほペイペイ)
巨人からトレード移籍したソフトバンクの秋広優人内野手(22)が15日、西武戦(みずほペイペイ)に「6番・左翼」で1軍登録後即スタメン出場。移籍後初安打をマークした。
3点リードの6回に迎えた第3打席。1死走者なしから西武先発の高橋が投じたカットボールを打ち、たたきつけるような打球が二遊間を抜けて中前打。代走を送られ、移籍後最初の試合は3打数1安打だった。直後に、この日4番を外れ、4年ぶりに7番に入った山川が8号2ラン。5−0とリードを広げた。
秋広の移籍初打席は2回。柳町の中前適時打で1点を先制し、なおも無死一塁で第1打席を迎えた。左翼フェンス間際まで飛ばす大飛球を放ち、左飛に倒れたが、ファンからはそのパワーに驚く声も上がった。4回の第2打席はフォークを振らされ、空振り三振を喫した。
12日にリチャードと秋広&大江の1対2の交換トレードを両球団が発表。
“鷹のロマン砲”と呼ばれたトレード相手のリチャードから背番号52を受け継いだ秋広。大江とともに前日14日にみずほペイペイドームで入団会見に臨み「僕はホームランバッターというよりも率の方で頑張りたいです。まずは顔と名前を覚えてもらえるように」と長打力よりも勝負強い打撃をアピールした。
当初は筑後ファーム施設で動作解析などの測定を行う予定だったが、現地には姿を現さず、みずほペイペイドームで通常通りに汗を流した。この日、出場選手登録されると、即スタメン出場を果たした。
試合後、多数の報道陣に囲まれて「ジャイアンツくらい…ジャイアンツより多い」と驚きの表情。「スタメンというチャンスをもらった。一番はチームが勝てたので良かったです。環境の違いというか。緊張感はありました」と振り返り、初安打について「みんながボールをくれたので恥ずかしながらもらいました。ロッカーにあります。実家に送りたいと思います」と照れ笑いを浮かべた。
◇秋広 優人(あきひろ・ゆうと)2002年(平14)9月17日生まれ、千葉県船橋市出身の22歳。二松学舎大付では甲子園出場なし。高校通算23本塁打。20年ドラフト5位で巨人入団。2年目に背番号を68から55に変更。2メートル、100キロ。右投げ左打ち。今季年俸推定2450万円。