琉球、倉貫一毅監督との契約解除を発表…喜名哲裕氏が暫定指揮官に就任

2023年5月16日(火)12時24分 サッカーキング

FC琉球が倉貫一毅監督との契約を解除

写真を拡大

 FC琉球は16日、5月15日付で倉貫一毅監督との契約を解除したことを発表した。

 1978年11月10日生まれで現在44歳の倉貫氏は、現役時代にジュビロ磐田やヴァンフォーレ甲府、京都サンガF.C.などでプレー。引退後は徳島ヴォルティスのコーチや同クラブユースの監督を歴任し、2022年にヘッドコーチとして琉球に加入。ナチョ・フェルナンデス前監督の退任に伴い、今シーズンより指揮官に就任した。

 1年での明治安田生命J2リーグ復帰を目指している琉球だが、開幕からここまで10試合を消化し、3勝1分6敗の17位に低迷。すでに3連敗を2度喫するなど不安定な戦いが続いている。

 なお、後任が決定するまでの期間、スポーツダイレクター補佐であり、2021年10月から2022年5月までトップチームを率いた喜名哲裕氏が暫定的に指揮を執ることも併せて発表された。後任監督については決定次第発表される見込みとなっている。

 成績不振に伴う指揮官解任を受けて、倉貫一毅監督はクラブ公式サイトを通じて次のようにコメントしている。

「J3優勝、J2昇格という目標を掲げてシーズンをスタートした中で、結果を出す事が出来なかったことを深くお詫び申し上げます。ただ結果が出ない中でも、選手、コーチングスタッフ、クラブ関係者が全力を尽くしてくれた事、そしてどんな時も熱い声援を送ってくださったファン、サポーターの皆様、そしてスポンサーの皆様には本当に感謝しています」

「私はここでチームを離れますが、FC琉球は永遠に続いていきます。これからのFC琉球の活躍、発展を心より願っています。短い間でしたが、本当にありがとうございました」

 また、琉球の倉林啓士郎代表取締役社長も次のようなコメントを発表した。

「いつもFC琉球へのご声援・ご支援を頂きありがとうございます。クラブ創設20周年の節目となる今シーズンは『J3優勝/1年でのJ2復帰』を目指してシーズンをスタート致しましたが、開幕から10試合が終了した現在は当初思い描いていたものとは大きく違う結果・内容となってしまっている事をファン・サポーターの皆様に大変申し訳なく思っております」

「クラブ初のJ3降格を経験し、チームの建て直しが急務となる難しい状況の中、倉貫監督には就任をいただき、常にこのクラブや沖縄という地域に敬意を持って、グラウンド内外で全力を尽くして下さいました。督自身もまだ目指すべきサッカーの志半ばだったと思いますが、昇格を目指すクラブとしてはこれ以上猶予ができないという判断をいたしました。倉貫監督のこれまでのクラブへの貢献に改めて感謝をいたします。そして倉貫監督のこれまでの尽力に報いる為にも、ここから改めてチームで勝利を積み重ね、目標に向かい邁進していきます」

サッカーキング

「監督」をもっと詳しく

「監督」のニュース

「監督」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ