新チームや助っ人多数の2024年スーパー耐久富士24時間のエントリーリストが発表。8クラス59台が参戦へ

　5月17日、ENEOSスーパー耐久シリーズ2024 Empowered by BRIDGESTONEを運営するスーパー耐久機構（S.T.O）は、5月24〜26日に富士スピードウェイで開催される第2戦『富士SUPER TEC24時間レース』のエントリーリストを発表した。今年は8クラス59台が名を連ねている。

　全7戦で争われる2024年シーズンのスーパー耐久シリーズの大一番かつ、現在国内で唯一の24時間レースであるスーパー耐久富士24時間。2018年の復活から7年目を迎え、観客たちがキャンプやバーベキューを行う目の前をレーシングカー駆け抜けるという、長時間レースならではの光景を見ることができる。

　そんな富士24時間レースのエントリーリストが発表され、今季は8クラス59台が名を連ねた。FIA-GT3車両が争うST-Xクラスには、シリーズ参戦する4台に加え、先日の公式テストにも参加したクラフト・バンブー・レーシング・ジャパンという5台が参戦する。

　クラフト・バンブー・レーシング・ジャパンのドライバーには、全日本スーパーフォーミュラ選手権やスーパーGTで活躍する太田格之進や、昨年スーパーGT GT300クラスに参戦したリアン・ジャトンが登録され、33号車メルセデスAMG GT3を駆る。また、TKRI松永建設AMG GT3のDドライバーには松浦孝亮が加わる。

　GT4規定車両のST-Zクラスには12台が参戦。マシンラインアップという面では大きな変更はないものの、富士24時間おなじみの“助っ人”ドライバーに豪華メンバーが名を連ねた。

　NANIWA DENSO TEAM IMPUL ZにはスーパーGTドライバーのベルトラン・バケットと石川京侍、Hitotsuyama Mercedes-AMG GT4には平川亮の妹である平川真子とシミュレーター上がりで2023年フォーミュラ・リージョナル・ジャパニーズ・チャンピオンシップ王者の小川颯太が起用される。

　さらに26号車raffinee日産メカニックチャレンジZ NISMO GT4には柳田真孝、TECHNO FIRST R8 LMS GT4には牧野任祐、シェイドレーシング GR SUPRA GT4 EVOには新田守男が加入。テストで2W Yamaguchi GR Supra GT4 EVOを走らせた立川祐路も名を連ねている。

　S.T.Oが認めた開発車両が参戦するST-Qクラスには、トヨタ、ニッサン、ホンダ、スバル、マツダの5メーカーが集結。GR Supra Racing Conceptには既報のとおり中嶋一貴が加わるほか、ORC ROOKIE GR Corolla H2 conceptからは、KONDO Racingを率いる“マッチ”こと近藤真彦がひさびさのドライバー復活を果たし、WRC世界ラリー選手権でTOYOTA GAZOO Racing WRTチームの代表を務めるヤリ-マティ・ラトバラも参戦する。

　そのはかにもST-1クラスに1台、ST-2クラスに8台、ST-3クラスに4台、ST-4クラスに7台、ST-5クラスに14台が名を連ね、昨年より7台増となる8クラス計59台がレースを戦う2024年富士24時間のフルエントリーリストは以下のとおりだ。

ENEOSスーパー耐久シリーズ2024 Empowered by BRIDGESTONE第2戦『富士SUPER TEC 24時間レース』
暫定エントリーリスト（5月17日時点）

ST-X（5台）

ST-Z（12台）

ST-Q（8台）

ST-1（1台）

ST-2（8台）

ST-3（4台）

ST-4（7台）

ST-5（14台）

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