柏ロドリゲス監督「選手たちはロボットではありません」「中2日は生理学的に見て難しい」町田戦後の会見で過密日程に言及
2025年5月17日(土)17時49分 スポーツ報知
前半、柏・細谷真大(右)のドリブルを止める町田・昌子源(カメラ・山崎 賢人)
◆明治安田J1リーグ ▽第17節 町田3—0柏(17日・Gスタ)
柏はアウェーで町田と対戦し、0—3で敗れた。前半4分にDF林幸多郎に先制弾を許すと、同16分に林のクロスからFWオセフンに合わせられて2失点目。さらに、前半終了間際にエリア内でファウルをしてしまい、FWナサンホに今季最多となる3失点目をPKで決められた。無敗記録は11で止まり、1996年に樹立したクラブ記録(12試合)まであと一歩届かなかった。
雨のピッチでパスが思うように通らず、相手の積極的なプレスに序盤から苦戦。早々に失点を重ねた。リカルド・ロドリゲス監督は「まずは町田さんをたたえたい」と切り出すと、「キックオフから良いプレーをしていました。そして決定力の高さを試合の立ち上がりのところで証明していた。ゴールネットを揺らすことが出来ず、とても残念な敗退になりました」と総括。しかし、ピッチ状況が悪い中でも奮闘した選手を「選手たちはやるべきことをやろうと最善の努力をしてくれたと思います。感謝しています」とねぎらった。
一方で、中2日で行われた過密日程についても会見で言及。「今からコメントすることは決して言い訳とは捉えて欲しくはありません」と前置きした上で、「選手たちはロボットではありません。過密スケジュールはケガのリスクを高めてしまうことにつながります。中3日の試合は、十分選手たちも耐えられるスケジュール。一方で、中2日は生理学的に見ても回復することがとても難しいです」と自身の見解を述べた。
過去に清水(1〇0)と横浜FM(2〇0)が中2日で柏戦に臨んだことにも触れ、「我々にとってはメリットがありましたけど、清水さん、マリノスさんにとっては、とてもリスクのあるスケジュールだった」と話す。この試合でも先発を6人入れ替えるなど、選手の疲労とけがの危険性を考慮した上でのメンバー選び立ったことも明かし、「Jリーグのクオリティーをさらに高めたいのであれば、このスケジュールの部分も改めてしっかり考えて欲しいと思います」と訴えた。