中山礼都にとって高橋宏斗は「本当に特別な存在」「野球部みんな仲いいですけど...一番仲いいかな」

2025年5月17日(土)22時50分 スポーツニッポン

 ◇セ・リーグ 巨人1—0中日(2025年5月17日 東京D)

 巨人の中山礼都内野手(23)が17日の中日戦(東京D)で「6番・三塁」に入って先発出場。中京大中京(愛知)時代ともに甲子園出場を果たした同学年の親友・高橋宏斗投手(22)との2年ぶり対決で先制&決勝の適時打を放ち、1—0での勝利に導いた。これがチームにとって実に71イニングぶりとなる適時打だった。

 お立ち台を降りたあとで囲み取材にも応じた中山は高橋宏について「意識とかは、特に試合中はないですね。試合前は多少はありましたけど、試合に入ったら変わらない相手のピッチャーとして打つんだという気持ちで打席に入りました」とサラリ。

 それでもどんな存在か聞かれると「本当に特別な存在ですし、刺激は常にもらっているんで。こういった対戦するときは、はい、しっかり打ちたいなというか。はい、勝負に勝ちたいですし、そういった気持ちを持って挑むようにしています」と口にした。

 一緒に旅行に行ったこともあるが、今季開幕前のオフシーズンにも「何回かご飯に行ったりしました」とし、「あんまり野球の話とか、そういう話はしないですね、ふざけています」という仲良しぶり。

 改めて親友か?と問われると「そうですね。野球部みんな仲いいですけど、プロになれた2人なので、やっぱり一番仲いいかなとは思います」と言い切った。

 試合前には会話も。「きょう出てるでしょ、みたいな感じで。そういった会話ですね」。

 1—0のまま試合が進行した7回表の中日攻撃中には珍しい場面もあった。

 中日が2死走者なしとなり、打席に山本が向かった場面。それまでベンチに座っていた高橋宏は6回までに98球を投げていたが、続投に備えて三塁側ベンチ前に出てキャッチボールを始めた。

 すると、高橋宏は目の前の三塁を守る中山に何やら短く声をかけて笑みを浮かべた。さらに自分から適時打した中山のものまねなのか、左打ちで小さくスイングするしぐさも。中山が一瞬ニヤリと笑ってやり過ごす場面が中継カメラにも抜かれたが、中山はすぐ真顔に戻って守備に集中していた。

 「あんまり意識はしてないですし、対戦した時は、いいピッチャーというのは十分分かっているので。打とう打とうというよりは、やるべきことをしっかりやろうという気持ちのほうが強いです」と話していた。

スポーツニッポン

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