1時間の“特打”が奏功 石川遼は「100点」ショットでボギーフリー『65』

2024年5月18日(土)17時54分 ALBA Net

自画自賛のショットで「65」。石川遼がリーダーボードを駆け上がった(撮影:鈴木祥)

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<関西オープン 3日目◇18日◇名神八日市カントリー倶楽部(滋賀県)◇6869ヤード・パー70>

初日は思うようなショットが打てず、3オーバーと出遅れた石川遼。ラウンドとインタビューを終えると、約1時間ドライビングレンジにこもった。ドライバーをメーンに行った“特打”の成果が発揮された。


2日目は1アンダーの「69」とアンダーパーでラウンドし、トータル2オーバー・49位タイで決勝ラウンドに進んだ。第3ラウンドではボギーなしの5バーディを奪い「65」をマーク。トータル3アンダー・19位タイまで順位を上げた。

「ショットは100点かな。うん、100点。ぶっちゃけ100点以上と思うぐらい、うれしいですね」と自画自賛のショットでバーディを積み重ねた。前半9ホールではパーオンできなかったホールは15番の1回だけ。後半は4回だが、グリーンを外してもリカバリーがしっかりできたことでボギーなしで回り切った。第3ラウンドのパーキープ率では100%の1位だった。

初日はドライバーで右に打ち出てしまうミスが起きていた。「それで右を気にしすぎてしまって、左にミスすることがあった」。だが、ラウンド後の調整で少しずつスイングに自信を持てるようになった。

「めっちゃいい一打を試合で打たせてもらっている。その実感がすごくあって。9番は初日にOBを打っているホールだったので、めちゃくちゃ試された」。きょうは左のラフにコロっと少し入る程度で「あれ以上のショットはないな、みたいなドライバーが打てた」と悪いイメージを払拭した。

ただ、前半11番、12番のパー5でスコアを伸ばすことができなかった。「パー5が獲れていれば120点だったなっていう感じです」。ショットが100点だったからこそ、チャンスホールでの取りこぼしは心残りだ。

それでも「気持ち的には引きずっていた。でも別に惑わされてはいなかった。自分が打っている弾道だったり、スイングだったりというところには一度も影響してこなかった」と一日の流れに悪影響はなかった。「そこが一番大事なことかなと思う」とメンタル面の重要性を改めて感じる一日となった。

49位タイから19位タイまでジャンプアップした。「その実感を確かなものにしたい」。あすの最終日もリーダーボードを駆け上がり、確固たる自信につなげたい。(文・高木彩音)


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