巨人の新助っ人は「実績より人柄」⁉ 年俸5000万円からの「成り上がり」なるか

2024年5月18日(土)11時30分 ココカラネクスト

新戦力ヘルナンデスの活躍に期待がかかる(C)産経新聞社

 ハングリー精神にあふれたその姿勢に、ファンもホッと胸をなで下ろしたのではないでしょうか。

 巨人の新助っ人として新加入したエリエ・ヘルナンデス外野手がこのほど来日。時差ボケにもかかわらず、2軍施設のあるジャイアンツ球場の室内練習場で打撃練習へと取り組み、新天地に懸ける思いをアピールしました。

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 スポーツ紙の巨人担当記者が言います。

「本来なら今シーズン、ライトの定位置はメジャー通算178発を誇るルーグネッド・オドーア選手で固定される予定でした。しかし、オープン戦から変化球に対応できず、打率.176の体たらく。見かねた阿部監督が2軍での再調整を提案しましたが、これに憤り、帰国を主張して開幕直前の3月26日に退団してしまいました。それもあって巨人ファンもヘルナンデス選手には『帰らなきゃいい』と、過度な期待をせずに見守る意向がほとんどのようです」

 オドーア選手の年俸は推定2億円とされていますが、対するヘルナンデス選手は5000万円と報道されています。これについても前述の記者は語気を強めるのです。

「正直、『メジャー通算何発』なんてのは屁の役にも立たないわけですよ。所詮は過去の栄光。大切なのはこれからですから。ヘルナンデス選手は確かにMLB通算で出場はわずか14試合、打率も.182、0本塁打、3打点と結果を残せていません。しかし、日本球界で絶対に成功してビッグマネーをつかむんだ、という強い意志があって、日本球界をナメることなく必死に取り組んでくれれば、そっちの方が断然いい。少なくとも2軍降格に逆ギレして帰ってしまうよりは、ずっといいんです」

 昨季は3Aで137試合に出場し、打率.298、18本塁打、99打点と堂々の数字を残しています。

「1軍の首脳陣が実際見てからの判断になるでしょうが、固定できていない1番打者に置くのも面白い。岡本選手の後の5番、6番などで打点を稼いでもらえれば、相手投手も四番の岡本選手を簡単に歩かしにくくなることでしょう。ファンからは『オドーアよりも、最初からヘルナンデスの方が良かった』と言われるぐらいの活躍を期待したいですね」(前述の記者)

 満員に膨れあがった東京ドームでのデビューの瞬間が、今から待ちきれません。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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