上地結衣、カポッチに感謝 急きょペア結成で逆転V

5月18日(金)19時3分 日刊スポーツ

表彰式で笑顔の選手たち。左から優勝したカポッチ、上地、準優勝のファンクート、シューカー(撮影・小堀泰男)

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<車いすテニス:ジャパンオープン飯塚国際大会>◇18日◇福岡県飯塚市・筑豊ハイツ◇男女ダブルス決勝ほか

 女子ダブルスは上地結衣(24=エイベックス)がジュリア・カポッチ(26=イタリア)とのペアで、アニク・ファンクート(27=オランダ)ルーシー・シューカー(37=英国)組を1−6、6−2、6−2の逆転で下して優勝を飾った。
 「男子のボールが飛んできたりして流れをつかむのが難しかった。ジュリアのサポートがあったから勝てました。彼女にありがとうと言いたい」。上地は試合後の会見で、今大会で急きょペアを組んだカポッチに感謝の言葉を贈った。試合直前に突然降り出した大粒の雨でコートはインドアに変更。となりのコートで男子決勝が同時進行する難しい状況の中、第1セットは圧倒されて失った。そこから「一気に走られたので、ペースを変えました」。
 第2セット以降は相手ペアの速い仕掛けに合わせず、ラリーをつないで確実にポイントを積み重ねる戦術に変更。上地が正確なショットで崩し、勝負どことでカポッチが持ち味の強打をたたき込み、逆にワンサイドの展開に持ち込んだ。
 上地は今大会、別の選手とのペアを予定していたが、その選手が突然出場をキャンセル。ダブルスは断念するつもりだったが、カポッチの申し出もあってペアを結成した。16年に1度対戦しただけで、組んだのも1度だけの“未知の選手”でも、試合ごとにコンビネーションは高まった。「私の方がユイに感謝している。スーパーシリーズで勝てたのは初めてだし、彼女とプレーすると安心できる」とカポッチも笑顔で上地に視線を送った。
 上地はシングルス準々決勝でカポッチとの2年ぶり2度目の対戦も制したが、現在世界11位のパートナーを「近いうちに世界のトップ8に入ってくる選手」と評価する。4大大会での対戦も想定しながら「いいライバルとして戦っていきたいし、(ダブルスを)一緒に戦うこともあると思います」。世界1位の上地が、優勝とともに新たなライバルとパートナーも手に入れた。【小堀泰男】

日刊スポーツ

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