誠也、今季初V弾!5戦5敗“鬼門”ナゴヤDで4番の仕事

5月18日(金)7時8分 スポーツニッポン

9回無死、鈴木は勝ち越しとなる左中間ソロホームランを放ち、ベンチのナインとハイタッチ

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 ◇セ・リーグ 広島3—2中日(2018年5月17日 ナゴヤD)

 4番弾で鬼門を突破した。広島・鈴木誠也外野手(23)は17日の中日戦で同点の9回に決勝の4号ソロを放ち、チームの連敗を2で止めた。開幕から5戦5敗だったナゴヤドームで今季初勝利を呼び込む自身9試合、38打席ぶりの一発。チームを再び、上昇気流に乗せるアーチとなるはずだ。

 これぞ4番だった。同点の9回。先頭で打席に入った鈴木は、この回から登板した中日・鈴木博が自信を持つ速球に狙いを絞った。内角に甘く入ってきた149キロを強振したライナー性の打球は失速することなく左中間スタンドまで届いた。自身今季初となる決勝弾に一塁を回ると、両手を力強くたたいて何度も吠(ほ)えた。

 「一発で仕留められたのはよかった。強い真っすぐがある。それだけには負けないようにと思っていた」

 同姓のルーキーとは3度目の対戦。過去2度は「悔しい思いをしてきた」といずれも空振り三振。15日の結果球は真っすぐだっただけに、三度目の正直でやり返した。同点に追いつき、なおも無死二塁の好機で吉見の前に空振り三振に倒れるなど前3打席はすべて凡退。「ふがいなさすぎた」と振り返るように、4番の意地で打った4号ソロだった。

 「本当は前の打席でしっかり打ちたかった。その打席の三振で振りすぎていると思ったので、切り替えていった。連敗が続く中で悪い流れを断ち切れた」

 5戦全敗で迎えたナゴヤドームでの一戦。8回の攻撃中には「ナゴヤで勝つぞ! カープ!」と何度も左翼席に陣取る応援団から声援が飛んだ。ベンチの、ファンの、すべての思いを完結させる6試合目での鬼門突破弾に緒方監督も「3打席目がよっぽど悔しかったんだろう。目の覚めるような一発を打ってくれた」と称賛した。

 5日ヤクルト戦以来の打点で、本塁打は3日巨人戦以来、出場9試合、38打席ぶり。それだけに、ヒーローインタビューでも「ここまで4番の仕事がなかなかできていなかったので…」と最後まで笑顔はなかった。

 赤ヘルの4番が、これで満足できるはずがない。小休止していたチームを活性化させるだけではない。自分自身にスイッチを入れる一打とする。 (河合 洋介)

スポーツニッポン

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