阪神・鳥谷、2010試合出場も笑顔なし 藤田平に並ぶ球団最多

5月18日(金)9時38分 スポーツニッポン

5回2死一塁、代打で出場した鳥谷は二ゴロに倒れる

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 ◇セ・リーグ 阪神3—6DeNA(2018年5月17日 甲子園)

 猛虎史に刻む快挙に笑顔はなかった。3点を追う5回。鳥谷は2死一塁から秋山への代打として打席に立った。背中には観衆4万0534人からの歓声。ファンも節目の登場だと分かっていた。カウント2—1から4球目を打ち、二ゴロ。6回表から9番の打順には投手の藤川が入り、藤田平に並ぶ球団最多2010試合目の出場は1打席で終わった。

 「個人的にも特に何もない」

 試合にも敗れ、個人的な記録に特別な感情を一切見せなかった。積み重ねてきた数字が節目に到達。猛虎一筋の生え抜きとして地道に励んできた証しだ。強い雨の中でも、灼熱(しゃくねつ)の真夏でも、鼻の骨が折れる重傷を負いながらも平然とグラウンドに立ち続けた結果だった。

 新人だった04年に巨人との開幕戦に「7番・遊撃」で初出場。前年打率3割でリーグ優勝に貢献した藤本敦士(現2軍守備走塁コーチ)が二塁へ移り、遊撃のレギュラーを任された。早大の大先輩でもあった当時の岡田監督は退任後に「阪神のショートは10年間、大丈夫だと思った」と述懐。その期待を大きく越え、16年途中まで不動の遊撃を務めた。

 三塁へ転向した昨季は9月8日のDeNA戦で通算2000安打を達成。結果を出し続けたからこそ、数々の金字塔を打ち立てることができた。ただ、再び二塁へ転向した15年目の今季は開幕から苦しんできた。最近7試合は先発を外れ、6日の中日戦を最後に快音はない。歴代2位の連続出場は1931試合へ伸び、18日は通算2011試合出場で球団単独最多に立つことは確実だ。

 開幕前には「あと何年もできないし、自分が試合出ている時に優勝したい気持ちは年々強くなってきています。いい思いをもう一度したい」と熱い思いを明かしていた。6月26日で37歳。再びはい上がる勇姿を見たい。(山本 浩之)

 ○…鳥谷(神)が17日のDeNA戦(甲子園)5回に代打で出場。通算出場試合数を2010試合とし、藤田平に並ぶチーム最多になった。初出場はルーキーの04年開幕戦の4月2日巨人戦(東京ドーム)先発7番・遊撃。同一球団での出場試合数では王貞治(巨)の2831試合を最多に歴代28位タイ。目下歴代2位で継続中の連続試合出場は1931試合に更新した。また球団記録では通算安打が2024で、トップの藤田2064安打にあと40安打としている。

スポーツニッポン

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