鈴木誠也 5打数1安打で3試合連続長打も満塁機の見逃し三振に悔しさ爆発
2025年5月18日(日)6時13分 スポーツニッポン
◇インターリーグ カブス7—3ホワイトソックス(2025年5月17日 シカゴ)
カブスの鈴木誠也外野手(30)が17日(日本時間18日)、本拠で行われた「ウインディシティ・シリーズ」(シカゴダービー)第2戦のホワイトソックス戦に「3番・左翼」で先発。5打数1安打、2三振で打率・244となった。
初回の第1打席は内角低めの94・6マイル(約152・2キロ)速球に窮屈なスイングとなって空振り三振。4—1と逆転し、なおも2死二塁の場面で迎えた第2打席は遊直に終わった。4回には“PCA”ことクローアームストロングの右翼線三塁打とタッカーの四球などで築いた2死二、三塁の好機で第3打席を迎えたが、85・6マイル(約137・7キロ)のスライダーにタイミングを外されて三ゴロに抑えられた。
6回の第4打席では1死無走者から83・5マイル(約134・4キロ)のチェンジアップに泳がされずに下半身の粘りで耐えて、左翼線への二塁打を放ってみせた。これで3試合連続長打にもなった。
だが7回の第5打席ではタッカーが敬遠された後の2死満塁で、カウント1—2から外角いっぱいの82・4マイル(約132・6キロ)スライダーに見逃し三振。これには鈴木もバッターボックス内でしゃがみこんで珍しく感情を露わにして悔しがった。
前日は2安打2打点でチームの大勝に貢献し、今季通算37打点は試合終了時点ではリーグ単独トップとなっていた。だがその後、8打点の爆発で41打点としたフローレス(ジャイアンツ)に抜かれたが、アロンソ(メッツ)と並んで堂々のリーグ2位だった。ただ、この日、2安打2打点を記録したPCAが38打点としてリーグ2位に浮上。鈴木は3位タイとなった。
また、7試合連続で守っている左翼守備でも元気いっぱい。初回には相手先頭のメイドロスの左越え先頭打者本塁打をジャンプしてキャッチを試みたが届かず。悔しそうにグラウンドで仰向けに倒れ込む姿も見られた。
チームは連勝で27勝19敗の貯金「8」とし首位をキープ。その原動力の一端を鈴木が担っている。