「(日本に)帰ってきて良かった」吉田優利は手応えつかんでいざ全米女子OPへ

2024年5月19日(日)17時20分 ALBA Net

“世界一決定戦”を2週後に控える吉田優利。日本で大きなヒントを得た手応えも感じている(撮影:福田文平)

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<ブリヂストンレディス 最終日◇19日◇袖ヶ浦カンツリークラブ 袖ヶ浦コース(千葉県)◇6731ヤード・パー72>

今シーズンの日本初戦は、はっきりと手応えを感じられる4日間になった。吉田優利は、トータル4アンダーの15位タイでフィニッシュ。「(日本に)帰ってきて良かった。この選択は自分にとってプラスしかなかったです。自分がやりたいこととやらないといけないことが3日間一致しなかったけど、最終日はいいゴルフができた」と、今後の指針にもなりそうだ。


2日目は「75」、3日目は「73」と連続オーバーパーを叩きながら、最後は「67」でまとめあげた。「きのうのラウンド後の練習で、『こんな感じだったらいけるかも』とつかめた。合ってるかは分からないけど、成績も見て、その方向で修正をしていこうかなと思えるきっかけになりました」。.それは自分の感覚とすり合わせて出た結果。良かった時の動画を見るだけでは気づけない部分でもある。

この結果、ショット時に悩まされていた左へのミスも減少。最終日は4日間でともに最高値となるフェアウェイキープ9回(64.2%)、パーオン率13回(72.2%)を記録した。開幕前には指導を受ける辻村明志コーチとともに、日が暮れるころまで二人三脚、調整もできた。米国でモヤモヤしてきたものを、一度整えたという意味で価値のある試合だった。

中1週空けて、次は予選会を勝ち抜いて出場権を得た「全米女子オープン」(30日開幕、ペンシルベニア州・ランカスターCC)が待っている。「こういうゴルフができて、やっと自分がどれだけできるのかが見えてくる。ここからイメージや、なにが必要かが見えてくると思う」。渡米は来週。「きょう気づいた部分を、もう少し精度よく落とし込めれば。アメリカではショートゲームの練習をたくさんしたいですね」。ここからしっかりと準備を進めていく。

今季から主戦場にする米国ツアーでは、今週、吉田が出場できなかった「ミズホ・アメリカズオープン」終了後に、非シード選手を対象にした第1回リランキングが行われる。今季4試合中予選通過が2度で、現在のポイントランキングは139位(7.963)。ここまでにポイントランク80位以内に入っていれば、シード選手と同等の出場試合数が確保できたが、優先出場順位を下げる吉田は、さらなる苦境に立たされる可能性も考えられる。全米女子オープンでの活躍は、8月にある第2回リランキングに関わってくるため、大きくポイントを稼ぎたいところだ。

「アメリカだとない声援で、温かいものを感じました。それにどれだけ応えられるか。たくさん応援してもらえるような選手が自分の目標。プレーでも人間性でも応援してもらえるように生活したいです」。慣れ親しんだ日本で得たヒントも生かし、ぜひ海外メジャーで大暴れしてもらいたい。


<ゴルフ情報ALBA Net>

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