強風の日曜フリー走行で2台がクラッシュ。最速は岩佐歩夢、小林可夢偉が続く/SF第2戦

2024年5月19日(日)10時58分 AUTOSPORT web

 5月18日、全日本スーパーフォーミュラ選手権第2戦が開催されている大分県のオートポリスは、決勝日を迎えた。予選日から続く晴天の下、午前10時から30分間行われた決勝前最後のフリー走行では、岩佐歩夢(TEAM MUGEN)が最速タイムを記録。また、2台の車両がクラッシュを喫している。


 気温20度/路面温度28度という条件は前日午前のフリー走行開始時に近いものだが、ナカヤマ精密(1)コーナーから最終コーナー方向へ強い東風が吹きつけるなか、セッションは始まった。


 このセッションでは、各車は決勝を想定した燃料量とタイヤマイレージで、ロングラン向けのセットアップやタイヤデグラデーションの確認などを行っていったものと思われる。


 ピットロード出口では各車がスタート練習を行うなか、山下健太(KONDO RACING)のマシンには何らかのトラブルが生じたようで、ピットロードエンドから自ピットへとメカニックの手により押し戻され、リヤカウルが開けられ作業に入った。


 序盤、上位勢は1分30秒台中盤から31秒台で周回を開始。小林可夢偉(Kids com Team KCMG)、佐藤蓮(PONOS NAKAJIMA RACING)、三宅淳詞(ThreeBond Racing)といった面々が、開始10分でタイムシート上位に進出する。


 ロングランでのタイムは概ね1分31秒台中盤から32秒台にかけてを中心に推移していく。


 10時16分、木村偉織(San-Ei Gen with B-Max)がセクター3の右コーナーで挙動を乱しコースオフ。リヤからバリアにクラッシュし、赤旗が提示される。木村は自力でマシンを降りているが、リヤウイング、リヤサスペンションを中心に、車両は損傷を受けている。


 セッションは10時23分に再開。このタイミングで山下もコースへと復帰している。


 終了間際の10時28分、前日の予選でポールポジションを獲得している岩佐歩夢(TEAM MUGEN)が1分30秒061という全体ベストタイムを刻み、可夢偉を0.493秒上回る。


 10時30分、チェッカーが提示。それとほぼ時を同じくして、三宅が3コーナーへの進入でリヤが流れ、そのまま立ち上がりアウト側のバリアに左フロントからクラッシュを喫してしまう。三宅も自力でマシンから降りているが、車両には損傷が生じている。


 セッションは終盤にマークたタイムで岩佐が首位。2番手が可夢偉、3番手が佐藤となっている。予選2番手だった牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)は18番手、予選3番手の山本尚貴(PONOS NAKAJIMA RACING)は5番手でこのセッションを終えた。


 注目のルーキーJuju(TGM Grand Prix)は、トップ岩佐から3.601秒のギャップで最下位となる21番手となった。


 このあと第2戦の決勝レースは14時50分から、41周(または75分)で争われる。


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