まだまだ続く“歴史的快投”! 今永昇太、圧巻の防御率0.84にカブス地元紙も絶賛「最高のシナリオ。想像を越えている」

2024年5月19日(日)9時19分 ココカラネクスト

パイレーツ戦でまたも快投を披露した今永。(C)Getty Images

 文字通り歴史的な快投だ。

 現地時間5月18日、カブスの今永昇太が、本拠地でのパイレーツ戦に先発。勝ち星こそつかなかったが、7回(88球)を投げ、被安打4、無失点、7奪三振と好投。防御率を0.84にまで向上させた。

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 この日も相手打線を一切寄せ付けなかった。初回こそ先頭打者に四球を与えた今永だったが、4回2死からパイレーツの4番エドワード・オリバレスに内野安打を打たれるまでヒットを許さない。やや疲労の色が見え始めた7回には2死から連打を浴び、得点圏に走者を背負ったが、ここでは8番のマイケル・テーラーを外角低めに投じた83.5マイル(約134.3キロ)のスプリットで3球三振に仕留め、雄たけびを上げた。

 チームのサヨナラ勝ちを呼び込む今永の快投は、メジャー史でも稀有なものとなっている。というのも、防御率0.84は、公式記録になった1913年以降、メジャーデビューからの9試合を投げた先発投手(開幕投手を除く)で歴代No.1なのだ。

 シカゴの熱狂的なファンを総立ちにさせた今永には、地元メディアも賛辞を惜しまない。地元紙『Chicago Sun Times』は「イマナガの歴史的なスタートは続く!」と大々的に報道。「彼は誰もが考え得る最高のシナリオを忠実に再現するだけでなく、さらにその想像を越えている」と絶賛し、チームメイトである主砲コディ・ベリンジャーのコメントを紹介している。

「打者にとって彼の投げるボールで『打てる』と感じられるものはないんじゃないかな。だって、この数字は凄いよ……。たぶんここまでのことは誰も期待していなかったと思う。ショウタは称賛に値する。球威は凄まじいし、打者へのアプローチの仕方は非常に知的だ。そして何よりも印象的なのは、彼が自分自身を理解していること。しっかりとしたゲームプランを持っていて、どんな時も聡明なんだ」

 経験豊富なチームメイトも舌を巻く。そんなカブス投手陣を牽引する30歳には、新人王はおろか、サイ・ヤング賞を予想する声も上がっているが、この勢いはどこまで続くだろうか。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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