今季限りで現役引退のセルティックGKジョー・ハート「これが正しい瞬間」

2024年5月19日(日)14時33分 サッカーキング

今季限りで現役を引退するハート [写真]=Getty Images

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 今シーズン限りで現役を引退するセルティックに所属する元イングランド代表GKジョー・ハートが心境を明かした。18日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が伝えている。

 現在37歳のハートは地元のシュルーズベリー・タウンのアカデミーで育ち、2005年4月に同クラブでトップチームデビューを飾った。2006年夏にマンチェスター・シティへ完全移籍加入。2011−12シーズンにはプレミアリーグ全38試合に出場して、マンチェスター・シティにとって44年ぶりのトップリーグ制覇、プレミアリーグとなってからは初の優勝に大きく貢献した。マンチェスター・シティでは公式戦通算348試合でゴールマウスを守った。

 2016年夏にトリノへ、翌年にはウェストハムへとレンタル移籍となると、2018年夏にバーンリーへと完全移籍。2020年8月にトッテナムへとフリー移籍を果たした後、2021年8月からセルティックでプレーしている。今シーズンはここまで公式戦48試合に出場するなど、在籍3シーズンで152試合に出場しているが、今年2月に今季限りで現役引退をすることを発表していた。

 18日に行われたスコティッシュ・プレミアシップ(スコットランド1部)第38節(最終節)のセント・ミレン戦(◯3−0)に88分まで出場した試合後、ハートは「ある程度のところには到達していた。とてもいい20代を過ごしたし、サッカー面でも良かったけど、その後、自分の立場に関して少し苦労していた」とセルティック加入前を振り返りながら、引退を決断した理由についても明かした。

「その後、断ることのできないこの機会が訪れた。でも、どうなるかはわかっていなかったから、3年間全力を尽くしたかった。自分の人生の中で、もしかしたら終わりになる地点に達していたけど、別のチャンスを得ることができた。その幸運を逃したくなかったし、特別な場所、クラブで強い成績を収めたいと思っていた」

「自分は脇へと外れて他の人に楽しんでもらう時が来た。何も問題はないし、フィジカル的なことではない。でも、これが正しい瞬間だと感じた。それをわかっていながら、監督や選手たちに言えないことは本当に居心地が悪かった。引退することを言いたかったし、皆に理解してもらいながら、一生懸命努力をして終わる時は自分がピークでありたかった」

 なお、3連覇を達成してリーグ最終戦を終えたハートだが、セルティックは25日に行われるスコティッシュカップ決勝のレンジャーズ戦を控えており、同選手はこの試合が現役最後の試合となる。


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