「ちょっと清楚にいこうかな(笑)」 宮田成華が“モデルチェンジ”で今季初トップ10入り

2024年5月20日(月)8時0分 ALBA Net

宮田成華はグリーン上、そして髪型も“モデルチェンジ”。今季初のトップ10入りを果たした(撮影:福田文平)

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<ブリヂストンレディスオープン 最終日◇19日◇袖ヶ浦カンツリークラブ 袖ヶ浦コース(千葉県)◇6731ヤード・パー72>

最終ホールをチップインイーグルで締めた宮田成華が「66」とスコアを伸ばし、トータル6アンダーで今季初のトップ10入りとなる7位タイに食い込んだ。「パッティングになると考え過ぎてしまう」と今季はグリーン上で苦しんできたが、この日は前半にもチップインバーディがあり、25パットでホールアウト。シーズン中盤戦に向け、明るい兆しが見え始めた。


「距離は長いし、フェアウェイは狭いし、グリーンは小さいし、このコースでの『66』はめちゃくちゃうれしいです」。会心のラウンドに宮田の表情は明るかった。QTランキング19位で迎えた今季は開幕からフル出場。先週までの11試合で予選落ち5回、最高成績は22位タイとなかなか結果が出ていなかっただけに、流れを変えるきっかけになる一日だった。

ショットの調子はこれまでも決して悪くなかった。「パットが入ればなぁという試合が多かったんですけど、きょうはそれが入ってくれました」。キャディらと話し合い問題として浮かび上がったのは「考え過ぎ」。ラインやタッチについて、必要以上に考えることがないよう、今はパッティングにかける時間を短くすることを意識している。

「ルーティンの中で何かをしなくなったわけではなく、全体的に早くしています」。これが功を奏し、この日は14番では手前から、15番では奥からいずれも7メートルの距離を沈めてバーディを奪った。「やることは決まったなという感じです」。このリズムを定着させるつもりだ。

変化といえば、髪色やヘアスタイルも。宮田といえば、金髪の印象が強いが、現在は黒髪。最近、JLPGAのプロフィール写真が更新され、デコ出しから前髪ありに雰囲気が大きく変わった。「ちょっと清楚にいこうかなと思って(笑)。うそ、うそ、たまたまです、本当に」。今回のイメチェンで、ファンには新たな魅力が伝わっていることだろう。

「もっと早くトップ10に入っていると思っていたし、もっと早くリランキングが気にならない位置にいられると思っていました。結構ギャップはありますね」。ここまでは開幕前に思い描いたような戦いはできていないが、シーズンはまだまだこれから。「やるべきことは変わらないと思うので、何かを大きく変えようとは考えていません。ショットがピンに飛ぶ確率が上がるように練習して、今日のパッティングの流れを続けていくだけです」。初シード&初優勝へ、清楚な26歳はここからギアを上げていく。(文・田中宏治)


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