第103回インディ500ラストロウシュートアウト:アロンソ、最後のグリッドを獲得できず予選落ちが決定

2019年5月20日(月)6時10分 AUTOSPORT web

 インディアナポリス・モータースピードウェイで開催されている第103回インディ500。19日に予選2日目が行われ、最後の3グリッドを争うラストロウシュートアウトでは、フェルナンド・アロンソ(マクラーレン・レーシング)が、あと一歩届かず予選落ちとなった。


 雨予報でスタートした予選日2日目。インディアナポリス・モータースピードウェイは雨に悩まされる。


 ラストロウシュートアウト6台によるプラクティス走行の途中で雨が降り始め、セッションは終了。雨は一旦止み、コースマーシャルたちがコースを乾かし始めるが、また強い雨がトラックを濡らしていく。

インディアナポリス・モータースピードウェイのブリックヤードを雨が濡らす


 プラクティスセッションは中止となり、雨が止み次第コースを乾かし、ラストロウシュートアウトを行うことが最優先のスケジュールに。


 予報通りに雨は15時前に降り止み、インディアナポリス・モータースピードウェイ自慢のコースマーシャルたちがトラックを乾かす。

トラックを乾かすコースマーシャルたち


 そして、16時半にラストロウシュートアウトがスタートする。


 最初のアテンプトは、ジェームズ・ヒンチクリフ(アロウ・シュミット・ピーターソン)は1周目を227.948mphとまずまずのスピードを記録。227.722mph、227.450mph、227.054mphと残りを走行し、平均227.543mphを記録する。


 ふたり目に登場したマックス・チルトン(カーリン)は、226.192mphと伸び悩む。そしてフェルナンド・アロンソのアテンプトに。


 マシンを組みなおしてラストロウシュートアウトに挑んだアロンソは、220.257mphでウォームアップランを走行し4周の計測へと入る。1周目は227.777mph、2周目を227.278mphと落とし、3周目は227.137mphと耐える。そして最終周、227.221mphと少しスピードを上げ、平均227.353mphで2番手に入る。


 続いてセイジ・カラム(ドレイヤー&レインボールド)。1周目をここまでトップスピードとなる228.501mphで走行。残りも勢いに乗り平均227.740mphでトップに立つ。


 チルトンはこれで予選落ちが決定。そしてアロンソが33番グリッドとなるオン・ザ・バブルに。


 5番目はパトリシオ・オワード(カーリン)がアテンプトへ。1周目を227.325mphとTOP3に届かず、2周目もぎりぎりに攻めるもスピードは伸びず、平均227.092mphでバンプアウト。


 最後のアテンプトはカイル・カイザー(ユンコス・レーシング)。1周目を227.720mph、2周目を227.420mph、3周目も227.239mph、4周目を227.109mphで平均227.372mph。アロンソを上回り3番手で33番グリッドを獲得。


 観客からはカイザーに大声援が飛び、アロンソはすべてを見届けると無言のままガレージへと向かった。


 最終グリッドを手にしたのは31番手にカラム、32番手にヒンチクリフ、そして33番手にカイザーとなった。


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