評価うなぎ上りの吉田正尚 “払いすぎ批判”を一変させる打棒に米メディアも感嘆「リーグ屈指のタフなバッターだ」

2023年5月20日(土)18時6分 ココカラネクスト

レッドソックスで主力打者として堂々の活躍を見せている吉田。彼への評価は現地メディアでも高まっている。(C)Getty Images

 鳴り物入りでメジャーリーグ挑戦を決めたサムライが声価を高め続けている。今季からレッドソックスの一員となった吉田正尚だ。

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 昨年12月に吉田と5年総額9000万ドル(約126億円)の大型契約を締結したレッドソックス。オリックスへのポスティングフィーを合わせれば1億540万ドル(約148億円)を投じた計算となるメガディールには、「払いすぎではないか」という懐疑的な見方もあった。事実、今季開幕直後に吉田が低調なパフォーマンスに終始した際には、一部の現地識者を中心に契約内容に批判的な声も上がった。

 しかし、日本球界を代表するスラッガーは、この四半期で周囲の評価を一変させた。4月19日時点で、わずか1本塁打、長打も2本という成績だった吉田だが、同20日のツインズ戦で7試合ぶりのマルチヒットを記録すると、そこからは持ち前の打棒が爆発。現地5月19日時点で打率.299、出塁率.378、長打率.493、OPS.871、6本塁打、28打点と主軸としての役割を全うしている。

 現地メディアの評価も高まる一方だ。米スポーツ専門サイト『The COLD WIRE』は「マサタカ・ヨシダはスペシャリストとして席巻している」と絶賛。ヤンキースのアンソニー・ヴォルピやマリナーズのブライス・ミラーなど各球団の新人たちを紹介しつつ、「今シーズンのアメリカン・リーグに印象的なルーキーは何人かいるが、ヨシダほどチームに貢献した選手はいない」と断言。新人王の筆頭候補としても推挙した。

 さらに「新しい環境で足元を固めるためにスタートは出遅れたが、慣れ始めてからの彼は実力を遺憾なく発揮している。信じられない成績だ。空振り率が9.4%しかないヨシダは間違いなくリーグ屈指のタフなバッターだ」と指摘した同メディアは、「開幕からわずか2週間ほどの調整でレッドソックスの投資に見合った働きを見せている」と、名門の大型契約が誤りでなかったと訴えてみせた。

 日進月歩で飛躍を続けている吉田。シーズンが進んでいくなかで、どこまで評価を高められるかは興味深く見守りたいところだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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