ニューガーデンが決勝に向け舵切るプラクティス8で最速。琢磨は調整に時間を要し17番手/インディ500
2024年5月21日(火)9時47分 AUTOSPORT web
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5月20日、インディアナポリス・モータースピードウェイで開催される伝統のレース『第108回インディアナポリス500マイルレース』は走行7日目を迎えた。前日まで行われた予選のあとに設定されたこのプラクティス8では、1年前に開催された第107回大会を制したジョセフ・ニューガーデン(チーム・ペンスキー)がトップスピードをマークした。レイホール・レターマン・ラニガン・レーシングに復帰し、インディ500にスポット参戦する佐藤琢磨は17番手となっている。
18日(土)と19日(日)の2日間にわたって行われた予選でフロントロウを独占した、チーム・ペンスキーの勢いはまだ続いているようだ。
週末の決勝レースに向けた最後から2番目のプラクティス8は、現地13時から2時間にわたって行われた。このセッションでは、前日の最終予選“ファイアストン・ファストシック”に進み予選3番手のポジションを獲得したニューガーデンが226.238mphのトップスピードを記録。僚友のウィル・パワーが226.137mphで3番手につけ、ペンスキー勢のワン・スリーという結果となった。
「クルマのフィーリングはいいね」と語ったニューガーデン。「レースに行くのが楽しみだよ。チームは素晴らしい仕事をしてくれた」
「ものごとがどのように変化するか見るつもりだ。あらゆるのことに備えるしかない。予選のように事前に計画を立てるつもりだし、場合によってはプランを変更するかもしれない。インディ500では分からないんだ。それでも日曜日の準備はできているよ」
なお、ポールシッターのスコット・マクラフラン(チーム・ペンスキー)は21番手に終わっている。
2番手にはホンダ勢最上位につけたコルトン・ハータ(アンドレッティ・グローバル・W/カーブ・アガジャニアン)が食い込んだ。トップスピードは226.222mphだ。ホンダ勢の2番手で全体では7番手となったスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング/225.516mph)と24歳のアメリカ人ドライバーの間にはパワーを含むシボレー勢が並ぶ。4番手はアグスティン・カナピノ(フンコス・ホーリンガー・レーシング)で、予選8番手となったパト・オワード(アロウ・マクラーレン)が5番手に。6番手にはクリスチャン・ラスムッセン(エド・カーペンター・レーシング)が入っている。
自身3度目のインディ500制覇を目指す琢磨は224.567mphをマークし、2時間の走行で最多106周をラップしたトム・ブロンクビスト(メイヤー・シャンク・レーシング)に続く17番手につけた。ホンダ勢の中では6番手だ。
「残念なことにトラフィックの中を走るのは、今日が初めてでした。クルマのフィーリングは明らかにクリーンエアのときとは異なり、それに慣れる必要があります」と琢磨。
「また、最初の数回の走行ではいくつかのパラメーターを調整する必要がありました。そこで30分以上も時間をロスしてしまい、やりたいことができませんした。チェックしたい項目が大きく3つあったのに、それをやり遂げることができなかったのです」
「少し難しいセッションでしたが、少なくとも重要なデータは集められたと思います。これから数日間様子を見て、カーブデイには強くなって戻れることを願っています」
その“カーブデイ”ことファイナル・プラクティスは、24日金曜11時(日本時間25日土曜0時)から行われる予定だ。走行時間はプラクティス8と同じく2時間となっている。
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