鎌田大地、王者インテル相手の鮮烈ゴールに賛辞止まず!トゥドール監督も高評価「非常に良いプレーをした」

2024年5月21日(火)11時39分 ココカラネクスト

鎌田が強烈なミドルを突き刺した(C)Getty Images

 ラツィオの鎌田大地は現地時間5月20日(日本時間21日)、リーグ第37節のインテル戦に先発出場し、およそ8か月ぶりとなるゴールを挙げた。試合終了間際にインテルが同点ゴールを決め1-1で引き分けとなるも、ラツィオは敵地ジュゼッペ・メアッツァで勝ち点1を手にしている。

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 8試合連続でリーグ戦先発に名を連ねた鎌田は、2列目の攻撃的なポジションで起用され、チームの期待に応える結果を残した。0-0のスコアで迎えた32分、相手PA手前で半身の状態でボールを受けた鎌田は、短いドリブルから前を向くと、左足を豪快に振り抜いた。低い弾道のボールがゴール左隅に突き刺さり、セリエA王者から鮮やかに先制点を奪った。

 またゴール以外でも、1トップに位置するタティ・カステジャーノスへ幾度となく好パスを供給するなど、チャンスを生み出す起点となっている。この試合でラツィオは、前節よりスタメンを7人入れ替えて臨んでおり、その中でも背番号6はさまざまな局面でボールに関与し味方をサポート、攻撃の中心としての役割も果たし、相手の脅威となり続けていた。

 このゲームでも存在感を放った鎌田への評価は高く、イタリアサッカーメディア『OAcalcio』では、この試合の個人採点において、両チームを通じトップタイとなる「7」を与えている。

 同メディアは「日本人選手は素晴らしいパフォーマンスを披露した。中盤と攻撃の中間に位置し、ネッラズーリ(インテルの愛称)の後方を苦しめた。ライン間に入り込み、アタッキングゾーンで大混乱を引き起こすのが得意で、エリア手前から強烈なフィニッシュでゴールを決めた」と得点シーンをはじめとする、攻撃面でのプレーを絶賛している。

 他にも『Football Italia』では、鎌田がスタメン定着を果たしているラツィオのチーム状態にも言及。「(イゴール)トゥドール監督はマウリツィオ・サッリ監督の後任として就任後、戦術実験を続け、(この試合では)センターフォワードのタティ・カステジャーノスをサポートするために、マティア・ザッカーニとともにカマダを起用した」として、顔触れを大きく変更して挑んだインテル戦の陣容を説明。

 その上で、トゥドール監督の試合後のコメントを掲載。勝ち点3を逃したことには「フラストレーションを感じていない」と感想を述べた他、「私は通常、個人のパフォーマンスについてはコメントしないが、カマダとニコロ・ロヴェッラは非常に良いプレーをした」と選手への評価を送ったとしている。

 鎌田にとって初めてのセリエAでの戦いは、序盤から苦しい期間が続き、新指揮官就任以降で定位置を確保するなど、まさに激動のシーズンとなった。インテルを相手に高いパフォーマンスを披露したことで、残り1試合、今季最後の試合は心身とも充実した状態で臨むことが出来そうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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