WEC:トヨタは2018年比プラス10kg。ル・マンテストデー用の性能調整値が発表

5月22日(水)11時53分 AUTOSPORT web

 FIA国際自動車連盟は6月2日、フランスのサルトサーキットで行われるル・マンテストデーに向けたEoT(イクイバレンス・オブ・テクノロジー=技術の均衡)を5月17日付で発表した。


 WECの最高峰カテゴリーであるLMP1クラスに課せられているEoTは、トヨタが走らせるハイブリッド車とプライベーター勢のノンハイブリッド車、そのなかの自然吸気エンジン搭載車、ターボエンジン搭載車ごとに生ずる技術的性能差を調整するもの。


 2018/2019年“スーパーシーズン”では各ラウンドごとに微調整が行われており、今回公開された最新版は、6月12〜16日に開催される第87回ル・マン24時間に向けた公式テストで適用される。


 日本メーカー初のル・マン2連覇を目指すTOYOTA GAZOO RacingもこのEoTの調整を受けることになり、マシンの最低重量が2018年と比較して10kg重い888kgとなった。


 この変更はスーパーシーズン第4戦富士以降、トヨタTS050ハイブリッドの最低重量を878kgから904kgに増やす際に、FIAと日本メーカーが合意した「ル・マンでは元の状態に戻す」という条項に反するものとなっている。一方、車両最低重量以外の項目では前年のル・マンと同じ数値が保たれた。


 LMP1プライベーターが走らせるノンハイブリッド車については、1スティントあたりの搭載燃料量と給油リストリクター径がTBD(=未定)とされたほか、前戦の第7戦スパでは無制限となっていた“ラップあたりの使用可能エネルギー量”が0,0という数値で示されている。


 この他、自然吸気エンジンを搭載するレベリオン・レーシングのレベリオンR13、ドラゴンスピードのBRエンジニアリングBR1、バイコレス・レーシング・チームのENSO CLM P1/01では、スパで824kgに引き上げられたマシン重量が今季最少の816kgに再変更された。


 また、ノンハイブリッド車全体では燃料流量の制限値は前年のル・マンの108.0kg/hではなく、第3戦シルバーストン以降に適用されている115kg/hという数値が継続される予定だ。

エンジンをスイッチして2019年のル・マンに臨むバイコレス・レーシング・チームの4号車ENSO CLM P1/01・ギブソン
エンジンをスイッチして2019年ル・マン24時間に臨むバイコレス・レーシング・チームの4号車ENSO CLM P1/01・ギブソン
レベリオン・レーシングのレベリオンR13・ギブソン
レベリオン・レーシングのレベリオンR13・ギブソン


■2018/2019年WEC第8戦ル・マン テストデー用EoT(5月17日発表版)


























































ノンハイブリッドノンハイブリッドハイブリッド
エンジンタイプ自然吸気ターボターボ
MGU放出エネルギー(MJ/Lap)00<8
MGU放出パワー(kW)00<300
最低重量(kg)816833888
最大エネルギー(MJ/Lap)0,00,0124.9
最大燃料流量(kg/h)115.0115.080
最大燃料搭載量(kg)tbdtbd35.1
給油リストリクター径(mm)tbdtbd19.00


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