F1第6戦スペインGP予選トップ10ドライバーコメント(2)

2022年5月22日(日)19時2分 AUTOSPORT web

 2022年F1第6戦スペインGPの予選が行われ、ポールポジション〜5番手に入ったドライバーたちが土曜日を振り返った。ポールポジション〜5番手に入ったドライバーはシャルル・ルクレール(フェラーリ)、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)、カルロス・サインツ(フェラーリ)、ジョージ・ラッセル(メルセデス)、セルジオ・ペレス(レッドブル)だ。


■オラクル・レッドブル・レーシング
セルジオ・ペレス 予選=5番手

2022年F1第6戦スペインGP セルジオ・ペレス(レッドブル)

 タフな一日だった。もっと良いタイムを出せる余地はあった。Q3の最後のランについては特にそう思う。セットアップに関して違うものを試してみたが、あまり快適ではなく、最高のラップにはならなかった。


 今週末、僕はずっと苦労しているように思う。快適に感じられず、マシンにいくつかのことを試した。ペースはあるのだが、今日はラップをうまくまとめることができなかった。


 理想的なリザルトではないが、レースペースは良いと思うので、スタートからプッシュしていくよ。


 5番グリッドからでも戦えると思う。レースは長いから、何が起きてもおかしくない。気温がかなり高くなるはずなので、タイヤに大きな影響があり、デグラデーションが高くなる。面白いレースになりそうだ。


 フェラーリは今日本当に強かった。決勝日に彼らに対して何ができるかを見ていくよ。明日は彼らに反撃できるといいね。


 明日は状況が違うし、プラクティスで走ったロングランは好調だったから、自信を持って臨めるよ。


(予選後の会見で快適に走れずにいる理由について聞かれ)思っていたよりもFP1で走れなかったことの代償は大きかった(注:レッドブルが、ジュニアドライバー、ユーリ・ビップスを起用)。気温が高くて、タイヤが基本的に1周しか機能しない。FP3の段階でペースはあったけれど、(予選で)すべてをうまくまとめることができなかった。


■メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チーム
ジョージ・ラッセル 予選=4番手

2022年F1第6戦スペインGP ジョージ・ラッセル(メルセデス)

 今日は正しい方向に踏み出せたと思う。チームにとって今シーズンここまでの予選でベストリザルトだし、レッドブル1台に勝つことができた。ようやく良いベースラインを得ることができて、ポジティブなセッションだった。


 ポールを獲得したフェラーリとのペース差は相変わらず大きい。でも僕たちにはもっとうまくやれるポテンシャルがあった。タイヤが完璧なウインドウには入っておらず、特にQ3ではトリッキーな状態だったんだ。


 長いレースになる。僕たちはレースでの方が力を発揮できると思う。周囲のマシンのなかには未知数な存在もあるけどね。


 開発に関して言うと、僕たちはついに良いベースラインを得ることができたので、このままこのルートを進み、さらにパフォーマンスを見つけ出す必要があると思う。


■スクーデリア・フェラーリ
カルロス・サインツ 予選=3番手

2022年F1第6戦スペインGP シャルル・ルクレールとカルロス・サインツ(フェラーリ)

 全体的に見て、予選3番手というのはまずまずの結果だ。レースに向けてポジティブな感触を持っている。アップグレードがうまく機能しているようだね。


 このマシンはリヤがとても軽く、そこで苦労しており、僕はまだ自分が望むような形でドライブできていない。それでも3番手を獲得できたし、レースで攻めていくのに良いスタートポジションだ。優勝を目指して、全力を尽くして戦うつもりだよ。


 夜の間にシャシー交換の作業をしてくれたメカニックたちに心から感謝したい。グランドスタンドで熱狂的に応援してくれているファンにも感謝している。明日のレースが楽しみだ!


■オラクル・レッドブル・レーシング
マックス・フェルスタッペン 予選=2番手

2022年F1第6戦スペインGP ポールのシャルル・ルクレール(フェラーリ)と予選2番手のマックス・フェルスタッペン(レッドブル)

 2番グリッドから決勝をスタートできることに満足していいだろうが、最後のランは少し残念だった。DRSが作動せず、0.3秒か0.4秒ぐらい、大量にタイムを失ったので、そのラップを断念した。


 そのためにポールを争う機会を得られなかった。それでも明日はチャレンジできると思う。フェラーリはかなり強力そうで、倒すのは簡単ではないだろうけどね。今朝のロングランも良さそうだった。


 明日は気温が高くなり、タイヤマネジメントがとても重要になるだろう。全体的なレースペースの速さも必要だ。


 明日はもっと良いペースを発揮できるといいね。ターン1まで距離があるからいろいろなことが起こり得るよ。


(記者会見で、DRSトラブルのせいでポールを逃したと思うかと聞かれ)それは何とも言えないね。当然、2回目のランでタイムを更新するドライバーが多い。それが普通のことだ。でも僕の場合、DRSが開かず、ドラッグの影響でパワーのロスがあった。残念だよ。トラブルがなければ、少なくとも、自分に何ができたのかを確認するチャンスはあった。


 でも今週末全体、予選全体を見ると、僕たちはマシンの適切なバランスを見つけ出すことに苦労している。(フェラーリは)アップデートを持ち込んでいて、それがラップタイム向上の助けになっているのだろう。僕たちは何も持ち込んでいないから、少し難しい状況だ。


 でも明日どうなるか見ていこう。僕たちのロングランはとても良かったから、明日は少なくとも彼らに近づくことができるといいね。


■スクーデリア・フェラーリ
シャルル・ルクレール 予選=ポールポジション

2022年F1第6戦スペインGP シャルル・ルクレール(フェラーリ)がポールポジションを獲得

 昨日から状況を好転させることができた。チームが素晴らしい仕事をしてくれたおかげだ。


 金曜の2回のプラクティスではかなり苦労した。特にタイヤについて苦戦した。そのため、すべてのデータを分析し、昨夜、マシンに大きな変更を施したんだ。今朝、ロングランをしたところ、改善が見られた。過去2戦ではライバルがこのエリアでアドバンテージを持っているので、今回の改善が彼らに勝つのに十分なものだといいね。


 予選について言うと、トリッキーなセッションだった。Q3最初のラップは、途中までうまくいっていたけれど、ターン14で少しプッシュしすぎて、リヤのコントロールを失ってしまった。そのため、アタックのチャンスが1回しかなくなった。でも、最終的には自分のラップにも、チーム全体のパフォーマンスにもとても満足している。


(決勝でのレッドブルとの戦いについて語り)有利な位置からレースをスタートできるけれど、今まで僕たちは、レッドブルよりもタイヤに苦しんできた。マックスはすぐ後ろにいるから、しっかりタイヤをマネージしなければ、勝利を失うだろう。明日はタイヤマネジメントをうまくやる必要がある。

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