【J1リーグ2023】第14節ベストイレブン

2023年5月22日(月)20時30分 FOOTBALL TRIBE

写真:Getty Images

5月19日〜20日にかけて行わた、2023明治安田生命J1リーグの第14節。首位を走るヴィッセル神戸が引き分け、追いかける横浜F・マリノス、名古屋グランパスが勝利したことで、勝ち点(神戸30、横浜FM27、名古屋26)で迫る形になった。


ここでは、各地で熱戦が繰り広げられたJ1第14節で活躍した選手たちをベストイレブン形式でご紹介していく。




浦和レッズ GK西川周作 写真:Getty Images

GK:西川周作(浦和レッズ)


アビスパ福岡との対戦となった今第14節の浦和レッズ。結果は残念ながらスコアレスドローとなり、連勝とはならなかった。しかし、引き分けに持ち込むことも決して楽ではなかったこの試合、改めて頼れる姿を発揮していたのがGK西川周作だ。強烈なミドルシュートを止め続け、至近距離からのヘディングシュートもセーブ。チームに貴重な勝ち点1をもたらす活躍を見せた。




横浜F・マリノス DFエドゥアルド 写真:Getty Images

DF:エドゥアルド(横浜F・マリノス)


前節はアルビレックス新潟に悔しい逆転負けを喫した横浜F・マリノス(5月14日1-2)。しかし、今第14節は途中退場者も出る難しいゲーム展開の中、完封勝利を果たし(対ガンバ大阪2-0)首位ヴィッセル神戸との勝ち点差を縮めることに成功した。そんな完封劇に大きく貢献したのがDFエドゥアルドだ。裏へ抜け出され、中へのパスが許されない中でのスライディングカットや、キーパーもかわされてしまった中での決死のブロックなど、守備面で大きくチームを救う働きを見せた。




DF:マテウス・モラエス(横浜FC)


難敵川崎フロンターレを2-1で破り、2023シーズン初の連勝を果たした横浜FC。苦しんできた序盤戦を乗り切り、希望の光が見えた一戦となったことだろう。川崎を相手に2得点を挙げた攻撃陣の奮闘ぶりももちろんだが、守備陣の貢献を忘れてはならない。特に、DFマテウス・モラエスの守備力は、川崎自慢の攻撃陣を大いに苦しめていた。屈強なフィジカルで相手のチャンスをつぶし、高さでクロスをはじき続ける壁として存在感を示し、加えてサイドまで広くカバーリングに走り続ける働きで点差を守り抜いた。




横浜F・マリノス DF永戸勝也 写真:Getty Images

DF:永戸勝也(横浜F・マリノス)


結果的には2-0で試合を終え、首位ヴィッセル神戸との勝ち点差を縮めることに成功した今第14節の横浜F・マリノス(対ガンバ大阪)。しかしDF松原健の退場、再三ゴールまであと一歩のところまで迫るG大阪の猛攻と、数字とは裏腹に厳しい試合展開だったことも事実だ。そんな中、DF永戸勝也はチームを救う活躍を見せた。数的不利の中迎えた終盤。やや距離のあるフリーキックを得てキッカーを務めた永戸は、左足一閃の見事なシュートをゴールに突き刺し追加点を生み出した。精神的にも肉体的にも苦しい時間帯に飛び出したスーパーゴールで、勝利を大きく引き寄せた。




北海道コンサドーレ札幌 MF荒野拓馬 写真:Getty Images

MF:荒野拓馬(北海道コンサドーレ札幌)


2023シーズンも北海道コンサドーレ札幌の中核として、攻守で献身的な働きが目立つMF荒野拓馬。今第14節も攻守に渡って勝利に貢献している(対京都サンガ2-1)。攻撃ではターンから見事な連携でサイドを崩したり、一気に裏を突く縦パスで決定機を作り出し、守備でも突破を阻みそのまま持ち上がるなど尽力。3連勝を果たす原動力となった。


サガン鳥栖 MF河原創 写真:Getty Images

MF:河原創(サガン鳥栖)


アルビレックス新潟の攻撃に耐える場面も多いながら、2-0と完封勝利を果たした今第14節のサガン鳥栖。苦しい試合展開の中、終盤まで落ちない運動量と献身性でチームを支えたのがMF河原創だ。持ち味のパスで崩すシーンこそ多くは作れなかったが、守備面では大いに自身の魅力を発揮。エリア周辺の危機察知能力の高さは圧倒的で、多くのチャンスを潰しボールを奪いはじき出すことで、勝利に大きく貢献した。




北海道コンサドーレ札幌 MF金子拓郎 写真:Getty Images

MF:金子拓郎(北海道コンサドーレ札幌)


2023シーズンのJ1リーグで、圧倒的な攻撃力を見せる北海道コンサドーレ札幌。中でも主に右サイドをドリブルで崩す形を多く作っているMF金子拓郎の活躍は、今第14節でも光るものがあった。自身で再三に渡って突破を図り、PK獲得や2点目のアシストも果たしてチームに貢献(対京都サンガ2-1)。次節の3位名古屋グランパス戦に向けて、チームに弾みをつけた。




柏レイソル MF山田康太 写真:Getty Images

MF:山田康太(柏レイソル)


ネルシーニョ前監督退任(5月17日)後、井原正巳新監督のもとで初のリーグ戦を迎えた今第14節の柏レイソル。結果は1-1と初陣を勝利で飾ることはできなかったが、相手が首位を走る好調のヴィッセル神戸であることを考えれば、上々の滑り出しと言えよう。中でも、ネルシーニョ監督体制下では出場機会こそあったものの期待通りの活躍が見られなかったMF山田康太の働きが目立った。広範囲に顔を出してボールを受け、アイデアあふれるプレーで前線の活性化に貢献。エリア内でも冷静なパスでチャンスメイクするなど、勝ちにはつながらなかったが、次節以降に期待の持てる活躍で新監督の起用に応えた。




セレッソ大阪 FWレオ・セアラ 写真:Getty Images

FW:レオ・セアラ(セレッソ大阪)


湘南ベルマーレを2-0で下して連勝を果たした、今第14節のセレッソ大阪。拮抗した試合を動かしたのは、C大阪の新エースとして2023シーズン躍動しているFWレオ・セアラだった。前半は強烈なミドルシュートを含みチャンスに絡むも決めきれずに終わったが、後半開始早々にDF山中亮輔からの質の高いクロスに飛び込み先制点をマーク。今季6得点目となる気持ちの入った1発でチームに勝利を呼んだ。




横浜FC FW山下諒也 写真:Getty Images

FW:山下諒也(横浜FC)


徐々に調子を上向きにしている横浜FCは、今第14節で川崎フロンターレを相手に2-1と勝利。2023シーズン初の連勝を果たした。川崎を相手に先行できた試合で会場は大盛り上がりの様子だったが、中でも最も会場を湧かしていたのはFW山下諒也だろう。先制点のシーンでは反応の速さで上回り自陣で攻撃の起点となり、2点目は相手を置き去りにする圧倒的なスピードで一気にゴールへ結びつけた。自身の武器を存分に発揮した山下には、次節以降も大きな期待が寄せられることだろう。




名古屋グランパス FWキャスパー・ユンカー 写真:Getty Images

FW:キャスパー・ユンカー(名古屋グランパス)


サンフレッチェ広島との上位対決に臨んだ、今第14節の名古屋グランパス。先制を許す難しい展開の中、2023シーズン期限付きで加入し、ここまで高い順応ぶりを見せるFWキャスパー・ユンカーの2ゴールで逆転勝利(2-1)を果たした。前半終了間際のコーナーキック、ニアで擦らされたボールに反応し同点弾を叩き込むと、後半開始早々にはクロスに滑り込みながら合わせて逆転ゴールをマーク。首位ヴィッセル神戸を追いかける中で、貴重な勝利をチームにもたらした。

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