46歳パッキャオ7・19現役復帰発表 いきなり世界挑戦に批判も フィリピン上院選は落選
2025年5月22日(木)10時34分 スポーツニッポン
プロボクシング元世界6階級制覇王者のマニー・パッキャオ(46=フィリピン)が21日、自身のSNSを更新し、7月19日に米ネバダ州ラスベガスのMGMグランドでWBC世界ウエルター級王者マリオ・バリオス(30=米国)と対戦すると発表した。
バリオスが契約する「プレミア・ボクシング・チャンピオンズ(PBC)」の告知画像をアップし、「Let’smakehistory!(歴史をつくろう!)」とコメントを添えた。米スポーツ専門局ESPNによると、46歳以上で世界戦に勝利したボクサーはジョージ・フォアマン(46歳102日)とバーナード・ホプキンス(49歳94日)の2人だけで、勝てば自身が持つウエルター級の最年長世界王者記録(40歳215日)を更新する。
パッキャオは15年5月にフロイド・メイウェザー(米国)と「世紀の一戦」に臨むなど、72戦62勝(39KO)8敗2分け。21年8月のヨルデニス・ウガス(キューバ)戦を最後に引退した。復帰のニュースはESPNなどが事前に報じ、英興行大手マッチルーム社のエディー・ハーン・プロモーターは、リングから遠ざかっているパッキャオがWBCウエルター級5位に突然ランク入りしたことを批判していた。
パッキャオは16年から22年までフィリピンの上院議員を務め、22年には同国大統領選に出馬して惨敗。昨年7月には格闘技イベント「超RIZIN.3」(さいたまスーパーアリーナ)に参加し、安保瑠輝也とエキシビションを行っていた。12日に投票が行われたフィリピンの上院選に立候補したが、改選数12に対し18位で落選。6月8日には国際ボクシング殿堂入りを果たすことが決まっている。