F1第5戦モナコGP予選トップ10ドライバーコメント(1)
2021年5月23日(日)19時28分 AUTOSPORT web
2021年F1第5戦モナコGPの予選が行われ、6〜10番手のドライバーが土曜日を振り返った。6〜10番手のドライバーはピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)、ルイス・ハミルトン(メルセデス)、セバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)、セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)、アントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)だ。
■アルファロメオ・レーシング・オーレン
アントニオ・ジョビナッツィ 予選= 10番手
今シーズン初のQ3でとても嬉しい。今日はみんなの力を結集して、やっと僕たちにふさわしい結果を得ることができた。僕たちはすべてをうまくこなした。今週末の走り出しからマシンの感触はよかったし、チームは完ぺきなタイミングでコースに送り出してくれ、ここぞというときにラップを刻めた。
唯一心残りなのは最後に赤旗が出たことだ。その時の自分のラップはよかったと思うし、もう少し上位にいけたかもしれない。
FP1から自信を持つことができていた。モナコのようなコースではこの感覚は重要なんだ。明日もいつもと同じことが必要になる。つまりクリーンなスタート、適切な戦略、そしていいレースだ。うまくいけば、いい結果と今シーズン初ポイントを持ち帰ることができるだろう。
■レッドブル・レーシング・ホンダ
セルジオ・ペレス 予選=9番手
予選を通して順調に進んでいて、Q3では一番スムーズなセッションになると思っていたのだけど、最悪のセッションになった。本当に困ったもので、物事はいい方向には進まなかった。僕たちは後退したようで、望んでいた進歩はなかったよ。
僕は気温が下がったことに苦労していたので、最後のセッションに向けてアプローチを変更した。そうしたら状況が悪くなって、Q3での最後のランでは最終コーナーでトラフィックに引っかかりそのラップがダメになった。モナコではどれほど予選が重要かというのはわかっている。リカバーするために、明日は僕たちにできる最大限の仕事をするつもりだ。
■アストンマーティン・コグニザント・フォーミュランワン・チーム
セバスチャン・ベッテル 予選= 8番手
ここのようなコースでは自信を持つことが必要だし、予選で8番手を獲得できたのはマシンが進歩している良い兆候だと思う。木曜日のプラクティスからすでにマシンの感触はよくて、今日はそのフィーリングをさらに向上させ、セッションごとに前進していくことに専念した。
Q1はギリギリだったね。というのもQ3に向けて2セット目のソフトタイヤを残しておきたかったから、1セットのタイヤでしか走らなかったんだ。これはうまくいったんだけど、結局そのタイヤは(シャルル・ルクレールのクラッシュによる赤旗のせいで)使うことができなかった。残念だったね。
でもQ3に進出できたということは喜ぶべきだ。だってポイント圏内からスタートできるということだからね。ここモナコではオーバーテイクが非常に難しいからこれは極めて重要だ。
■メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チーム
ルイス・ハミルトン 予選=7番手
木曜にはマシンの感触はさほど悪くなかったのだが、変更を加えた結果、今日はひどい状態になってしまった。振り出しに戻ってどうしてこうなったのかを考える必要がある。
とにかくグリップがなかった。それで行き過ぎたり、さらにプッシュしようとするわけだけど、まるで結果が出ない。全く改善しないんだ。全体的に難しい一日だったよ。
バルテリはマシンのパフォーマンスを引き出せていたようだけど、僕たちが問題を抱えていたことは間違いない。
モナコはオーバーテイクがほぼ不可能だし、このグリッドで周囲のマシンが似たようなスピードで走っていると、まず追い抜きはできない。今回は土曜が重要だったんだ。最低でも7番手を維持して、それより上に行けるかどうか見ていくしかないね。
(F1公式サイトに語り)今日はタイヤが問題だった。タイヤが機能しないんだ。スライドしまくっていたよ。ここは予選がすべてだから、今回は優勝にはまず届かない。
雨が降ればいいのにな。降らないと思うけど、降ったらうれしい。
(7位に沈んだことへの)腹立ちはない。もちろん悔しいけど、今は比較的冷静だ。自分にやれることはないと分かっているからね。
木曜には、トップ3をかけて戦えるのではないかと期待していた。でもその後の作業によって間違った方向に行ってしまった。仕方ないよ。何事からも学んでいくしかない。
■スクーデリア・アルファタウリ・ホンダ
ピエール・ガスリー 予選=6番手
自分の予選に大満足だ。他のドライバーたちが理想的なラップを走れないなかで、僕たちはこのマシンで可能な最大の結果を出したと思う。今日の予選結果はチームにとって大きな成果だよ。このマシンは肝心な時に強さを発揮してくれた。チームは最高の仕事をして、そういうマシンを用意してくれたんだ。今週末ここまででベストといっていいラップを走ることができ、Q3ですべてがうまくまとまったのでうれしい。
このサーキットではマシンが他の場所とは違う動きをするので、限界を探り、できる限りウォールに近づくことが重要なんだ。
明日はスタートをうまく決めて、最適な戦略で戦う必要がある。グリッドの後ろには速いマシンが何台かいる。でもモナコではオーバーテイクがかなり難しいから、集中してクリーンなレースをしたい。大量の得点を狙えると思うよ。チームのハードワークがいい形で報われるといいね。
走ったばかりなので、まだアドレナリンが出ている。今のF1マシンでモンテカルロ市街地を走るととてもペースが速いから、集中力がすごく高まるんだ。ここを走っているときの感覚は他のどこでも得られない。人生最高の感覚で、だからこそ僕はこのサーキットが好きなんだ。
フランスからのファンもいるから、雰囲気も大好きだ。観客の前でいい結果を手にすることができたら、ものすごくうれしいだろうね。