F1第5戦モナコGP予選トップ10ドライバーコメント(2)

2021年5月23日(日)19時29分 AUTOSPORT web

 2021年F1第4戦スペインGPの予選が行われ、ポールポジション〜5番手に入ったドライバーたちが土曜日を振り返った。ポールポジション〜5番手に入ったドライバーはシャルル・ルクレール(フェラーリ)、マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)、バルテリ・ボッタス(メルセデス)、カルロス・サインツJr.(フェラーリ)、ランド・ノリス(マクラーレン)だ。


■マクラーレンF1チーム
ランド・ノリス 予選= 5番手

2021年F1第5戦モナコGP ランド・ノリス(マクラーレン)

 非常にいい予選だった。5番手を獲得できてとても嬉しい。ポールからはコンマ2秒、2番手からは100分の5秒しか離れてない。少しの差だし、惜しかった。でもいいラップを刻めたと思っているし、これ以上のものはなかったと思う。とても満足しているよ。


 ただ、なにか違うことをしていれば、もっと上のポジションは難しくても、100分の5秒タイムを上げたりすることはできたかもしれない。それでも自分たちの結果を嬉しく思っているよ。素晴らしい1日だった。良い週末を過ごせていて、マシンからすべてを引き出すことができた。特にQ3の最後のラップではかなりのリスクを犯したけど、その甲斐あって間違いなく僕のキャリアのなかでも最高のラップのひとつになった。今日はチームとしていい仕事ができたし、明日はこの仕事を仕上げるために頑張るだけだ。


■スクーデリア・フェラーリ・ミッション・ウィノウ
カルロス・サインツ 予選=4番手

2021年F1第5戦モナコGP カルロス・サインツJr.(フェラーリ)

 僕にとってはとても悔しい日だった。今週末はいい走りができていたし、予選でも強さがあった。マシンには自信があり、ペースもかなりよかった。


 でも最後のアタックは、準備ラップでトラフィックに遭ったことで少しロスし、さらに赤旗のせいでアタックラップを走り終えることができなかった。僕にとってはモナコでポールをとる最初のチャンスだったので、4番手で終わったのはとても悔しい。満足していないよ。


 明日、オーバーテイクをするのは難しいだろうけど、ベストを尽くしてチャンスを最大限生かすつもりだ。今日上位を争える強いマシンを用意してくれたチームには感謝している。


■メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チーム
バルテリ・ボッタス 予選=3番手

2021年F1第5戦モナコGP バルテリ・ボッタス(メルセデス)

 木曜日も、今朝のフリー走行になっても、マシンのフィーリングは最高というわけではなかった。依然としてタイヤのウォームアップで苦労していたんだ。このマシンはここのようなトラックに向いていないんだ。それでも予選に向けてセットアップを最適化できたと思う。少し変更を加えたことで感触が良くなった。


 予選が進むにつれ、ポールポジションを狙うチャンスがあることが分かった。だから、最後のアタックを終えられなかったのは残念だ。あのラップがポールを獲るのに十分だったかどうかは知りようがないが、赤旗まではいいラップを走っていて、コンマ1秒かコンマ2秒速いペースだったんだ。


 多くのチームが上位で争ってるのは素晴らしいことだし、エキサイティングだ。全員がコース上で全力でプッシュし、できる限り前に進もうとしている。明日はきっと接戦になるだろう。


■レッドブル・レーシング・ホンダ
マックス・フェルスタッペン 予選=2番手

2021年F1第5戦モナコGP マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)

 このサーキットの予選はとても楽しい。Q3での最初のラップはまずまずだったが、タイヤが最適な状態に入っていなかったので、最後のランにすべてがかかってくると思っていたんだ。最後のラップではトンネルに入るあたりまでとてもいい感触で走れていたけれど、赤旗が出たことで断念せざるを得なかった。快適に走っていて、ポールポジションをつかめそうだと分かっていただけに、悔しかった。


 シャルルはとてもいい走りをしていたから、接戦になるだろうことは分かっていた。ファクトリーの皆もサーキットに来ている皆も、とてもいい仕事をしてくれて、そのおかげで、木曜にはマシンにとても苦しんでいたのに今の状態まで仕上がった。


 今のところとてもいい週末になっている。プラクティスの状態からうまく挽回し、フロントロウからスタートできるんだ。モナコでそれは何より重要なことだよ。だから決して悪い結果ではない。赤旗に遭いながらも2番手を確保できたので喜ぶべきだろう。あとは明日、しっかりと仕事をするだけだ。


(予選後の会見で語り)トンネルのあたりまでで0.15秒ぐらい縮めていた。最初のアタックラップではターン10と11でミスをして、0.1秒以上失ったんだ。だからポールポジションか可能だと分かっていた。2回目のラップの時にはタイヤのグリップがよかったから、最終セクターでもタイムは改善したと思う。ただ、「そうなったんじゃないか」「それが可能だった」「そうなったはずだ」という仮定の話には僕は興味がない。現実は、赤旗が出て、こうなった。


 ミスでウォールにヒットするのと、故意にやるのとでは全く話が違う。シャルルは単にウォールに接触した後、あそこでとまってしまった。僕も以前、あそこでやったことがある。(今回のアクシデントは)単に不運だったんだ。もちろん、ポールを狙うことができなくてがっかりしているけれど、こういうこともある。(インディカーのように)彼のラップを取り消すべきだとか、規則を変更して将来取り消されるようにするべきだとは思わない。それはフェアではないと思う。僕たちは皆、必死に走っている。特にこのサーキットを限界ぎりぎりで走るのは簡単なことではない。そういうなかではミスが出やすくなるんだ。


■スクーデリア・フェラーリ・ミッション・ウィノウ
シャルル・ルクレール 予選=ポールポジション

2021年F1第5戦モナコGP シャルル・ルクレール(フェラーリ)がポールを獲得

 複雑な気持ちだ。もちろん、ここでポールを獲得できたことは最高にうれしい。Q3での最速ラップは満足できる出来だった。セクター1は理想的ではなかったが、セクター2とセクター3はうまくまとめることができた。もっといいタイムを出せることは分かっていたのだが、最後のラップでプッシュしすぎた。それでウォールにヒットしてしまったんだ。今の僕たちにできるのは、マシンのダメージによるペナルティを受けずに済むよう祈ることだけだ。


 今日のパフォーマンスは心強いものだった。でもこのコース特性がSF21にぴったり合っていたことによる、1回きりのことだと思う。コースとの相性がいいことで、今日これほどの競争力を発揮することができた。自分たちはまだ、選手権上位の2チームのレベルにはおよばないということを忘れてはならない。それでも今日は最大の力を引き出すことができたのでとてもうれしいよ。


 ペナルティを受けるにしてもそうでないにしても、明日は全力を尽くして戦う。ホームグランプリで走り、しかもサーキットに観客がいるのが見えるというのは、最高の気分だ。


 モナコのレースは予測不可能だ。決勝では何周も走るため、ドライバーは過酷な状況に直面することになる。でもそれは最高のチャレンジなんだ。明日はいい結果を目指して全力を注いで戦うつもりだよ。


(予選後の会見で語り)わざとやるなら、もっと軽くヒットしただろう。もちろん、故意ではない。限界までプッシュしていた。クラッシュしたせいで、自分がどのグリッドからスタートするのか分からないんだ。


(ポールを獲れたことは)大きな驚きだよ。ポール争いができるなんて思っていなかった。マシンはバルセロナの時と同じだ。僕たちのマシンは低速コーナーで強い。それでこことの相性がとてもいいわけだけど、次回以降は以前の位置に戻ると思うよ。

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