高田川親方 理事長への臨時理事会招集進言は「千秋楽に話し合う」 大の里を大絶賛「強い。圧倒的な相撲」
2025年5月23日(金)19時43分 スポーツニッポン
◇大相撲夏場所13日目(2025年5月23日 東京・両国国技館)
大相撲夏場所13日目は23日、両国国技館で行われ大関・大の里(24=二所ノ関部屋)が琴桜(27=佐渡ケ嶽部屋)を一気の寄り切りで下し、2場所連続4度目の優勝を飾った。
取組終了後に取材に応じた審判長の高田川親方(元関脇安芸乃島)は、大の里が琴桜を退け優勝を決めた一番について「強い。言うことないですね。圧倒的な相撲。立ち合いから根こそぎ。隙がなかった」と絶賛。13日目での優勝についても「強いということしかない。危なげない。強い相撲」と賛辞の言葉を並べた。
横綱昇進確実の言葉には「言うことないが、あと2番見てみましょう」と言葉を濁したが、「審判部では千秋楽に(理事長に臨時理事会の招集をお願いするかの)話し合いをします」と語った。
改めて今場所の大の里の相撲の内容について問われると「これまでは押し込まれて引いて負けるケースがあった」と振り返りつつ、「圧倒的に前に出ている。体をぶつけて、のけぞらせての安定性があった」と分析。立ち合いについては「踏み込みがいい。足から出ているし、腰からぶつけてババっと出ているから、引かれてもいなされても強いという印象しかない」とうなった。