F1第5戦モナコGP決勝トップ10ドライバーコメント(1)

2021年5月24日(月)21時0分 AUTOSPORT web

 2021年F1第5戦モナコGPの決勝レースで6位〜10位に入賞したドライバーたちが日曜日を振り返った。6位〜10位のドライバーはピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)、ルイス・ハミルトン(メルセデス)、ランス・ストロール(アストンマーティン)、エステバン・オコン(アルピーヌ)、アントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)だ。


■アルファロメオ・レーシング・オーレン
アントニオ・ジョビナッツィ 決勝=10位

2021年F1第5戦モナコGP アントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)

 ようやくポイント圏内に戻ってくることができて、本当に良かった。週末全体を通じてペースはとても良くて、トップ10フィニッシュはそれに報いるものになった。オーバーテイクが可能な他のサーキットであれば、8位くらいまで行けたかもしれない。でも、今日はこの結果と、チームが素晴らしい週末を実現してくれたことに満足しないとね。僕らは長足の進歩を遂げてきた。ここでポイントを獲得したことは、この先まだたくさん残っているレースに向けて、チームの全員がモチベーションを高めるのに役立つと思う。


 次のバクーを楽しみにしている。また僕の大好きな市街地コースでのレースだからね。今回のような良い週末にすることができれば、再び好成績を持ち帰るのに必要な条件はおのずから整ってくるはずだ。


■アルピーヌF1チーム
エステバン・オコン 決勝=9位

2021年F1第5戦モナコGP エステバン・オコン(アルピーヌ)

 ポジティブなレースになった。9位に入って、4戦連続のポイント獲得だからね。チームの見事なピット作業のおかげもあって、戦略で(アントニオ・)ジョビナッツィの前に出ることができたが、(ランス・)ストロールには敵わなかった。彼はハードタイヤですごく速かったんだ。


 レース終盤は防戦一方になったことを考えると、今回もポイントを持ち帰ることができて満足だ。決して楽な週末ではなかったけれども、このレースでは収穫もあった。多くのことを学び、いくつかの教訓を得たよ。これは僕らのこれからの進歩に、きっと役立つだろう。いずれもっと上位へ行けるのは間違いないと思っている。


■アストンマーティン・コグニザント・フォーミュランワン・チーム
ランス・ストロール 決勝=8位

2021年F1第5戦モナコGP ランス・ストロール(アストンマーティン)

 モナコで2台ともポイントを獲ったのだから、チームとしていい一日だった。優れた戦略を実行して、みんなのハードワークに相応しいポイントを持ち帰ることができた。


 最初のスティントをハードタイヤで走るのはなかなか厳しかったし、特に最初のうちは辛かったが、何とかいいスタートを決めることができた。そこで築かれたその後のレースの基盤が、オーバーカットを成功させるために、あるいはセーフティカーが出た場合に備えるためにプッシュしたスティント終盤に生きてきた。結果として、オーバーカットにより3つ順位を稼ぎ、タイヤ交換後のレース終盤はペースも良かった。


 まだレースごとに学んでいる状態とはいえ、今日の仕事は誇りに思っていいと思う。この勢いをバクーでも維持するために、ハードワークを続けるよ。


■メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チーム
ルイス・ハミルトン 決勝=7位

2021年F1第5戦モナコGP ルイス・ハミルトン(メルセデス)

 マックスと彼のチームにおめでとうと言いたい。彼らは僕たちよりもいい仕事をした。でも僕たちのチームは、敗北したり、ミスをしたりすると、それを乗り越えるたびに強くなる。今週末は全体的にパフォーマンスが良くなかったけれど、メルセデスはこれまで何度となく、反撃の方法を見つけ出してきた。誰かを責めることなく、勝つときも負けるときも、僕たちチームは一体だ。冷静さを保って、再び立ち上がらなければならない。あと18戦残っているから、戦いはまだまだ続くんだ。


 二度とこんなことが起きないように、対策にあたるつもりだ。経験豊かなチームが、このような週末を一度でも過ごしていいはずはない。これからチーム内でしっかりと議論する。こういう経験から学習するのは辛いことだが、これが初めてではない。


(レース後の会見で語り)僕たちチームのパフォーマンスはひどかった。そのために今日は大量のポイントを失ったんだ。(戦略によって)ポジションを3つ失った。それについてはチーム内で話をして、一緒に取り組んでいく。僕たちは週末を通して力を発揮できていなかった。次のレースに集中していく。


 このマシンには弱点があり、今回と同じく次(のバクー)も苦労することになると思う。温度が低いとタイヤをうまく機能させるのが難しいんだ。次も同じように苦しむ可能性があるから、失うものをどれだけ小さく抑えられるか、調べていく。


■スクーデリア・アルファタウリ・ホンダ
ピエール・ガスリー 決勝=6位

2021年F1第5戦モナコGP ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)

 とても長いレースだった。ルイスがすぐ後ろを走っていたので、楽ではなかった。絶対にミスは許されず、とにかく自分のレースに集中し続けなければならなかったんだ。それでもとても楽しかったよ。


 6位というのはいい結果だ。満足していいと思う。今年ここまでのなかで最高のパフォーマンスを発揮することができたと思う。ファーストスティントではマシンの感触がとてもよかったが、ハードタイヤではとても苦しんだ。それでルイスを抑えるのに苦労する場面が何度かあったが、最終的には抑えきることができたので満足だ。


 今日の戦略は正解だったと思う。ルイスがピットに入ったからカバーしなければならなかった。でもその結果、上りのところでセブとの際どいポジション争いになった。ピットから彼が出てきたことに本当に驚いた。2台のタイヤ同士の間には指1本分ぐらいのスペースしかなかったんじゃないかな。すごいバトルだったよ。


 今日のマシンのパフォーマンスはよかったと思う。でももっと上の結果を出すことが可能だったと思うので、ライバルたちとの比較のなかで向上させていく必要があるエリアがいくつかあるのは確かだね。


 それでもこの結果には満足している。トップ近くの位置に戻ってくることができたのは大事なことだ。今回も大量にポイントを稼ぐことができて、チームにとってよかったと思う。

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