ポイントリーダーになったフェルスタッペン「誇らしいが最後にこの位置にいることが重要。気を引き締めていく」F1第5戦
2021年5月24日(月)10時45分 AUTOSPORT web
2021年F1モナコGP決勝で、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンはシーズン2勝目を飾った。
2番グリッドのフェルスタッペンは、ポールポジションのシャルル・ルクレール(フェラーリ)がトラブルで出走できなかったため、先頭からのスタートとなった。ソフトタイヤから34周目にハードに交換する1回ストップで走るなかで、フェルスタッペンは78周全周をリードして自身にとってモナコ初優勝を挙げた。
ルイス・ハミルトン(メルセデス)が7位に終わったため、フェルスタッペンはドライバーズ選手権で4点差で逆転し、首位に立った。レッドブルもコンストラクターズ選手権でメルセデスを抜いてトップに立っている。
■レッドブル・レーシング・ホンダ
マックス・フェルスタッペン 決勝=1位
モナコGPで勝つことができ、最高にハッピーだ。難しいトラックだからスムーズな週末を送らなければ勝てない。だからチームとホンダが成し遂げたことにとても満足している。
レースでは自分自身の走りに集中し、クリーンなスタートを切ることを目指した。すべてコントロールできていたように思うが、レースのなかで一番難しいのは、何周も何周も集中力を維持していくことだ。トップを走っていると気が緩んでミスが出やすくなるから、コース上にから気持ちがそれないよう、集中し続けるよう、自分に言い聞かせていく必要があるんだ。
ペースはずっとコントロールできていたと思う。プッシュして速いタイムを出さなければならない場面で、常に反応し、後方とのギャップを拡大することができた。
モナコで表彰台に上ったのはこれが初めてだ。優勝で初表彰台をつかむことができ、これまでのモナコGPで思うようにいかなかった部分を取り戻すことができたような気分だよ。
次のバクーでは、メルセデスが最大のライバルになるだろう。通常のサーキットでは彼らはとても速いからね。僕らは今、チャンピオンシップでトップに立った。シーズンを終える時にこの位置にいることが一番重要なので、もちろんそれを目指していくし、浮かれているわけにはいかない。それでも今は、モナコGPを制した喜びに浸ろう。ファクトリーとサーキットで働いているスタッフ全員に心から感謝する。
(自身の公式サイトに語り)最高のレースだった。ドライバーなら絶対に勝ちたいグランプリだし、僕も子どものころからモナコで勝ちたいと思っていた。それが実現した上に、チャンピオンシップでトップに立つことができた。
レース中、全くプレッシャーを感じることはなかった。タイヤを労わり、ピットインするための正しいギャップを見つけることが重要だった。他のドライバーたちが比較的早めにピットインしたから、楽になった。すべてをコントロールして走れたよ。
(ランキングトップに立つことができて)とても誇らしい。同時に先のことを考えている。シーズンは長いからね。毎週末、強さを発揮する必要がある。モナコからは実像が伝わらないことがある。メルセデスは通常のサーキットでは強いだろうから、僕らもプッシュし続けなければいけないね。