女性問題で書類送検の西武・山川穂高 今後の「行く末」とささやかれる「引き取り手」とは
2023年5月24日(水)11時25分 ココカラネクスト
昨年は打撃二冠にも輝いた山川(C)CoCoKARAnext
東京都内のホテルで知人女性に性的暴行をしたとして、警視庁麻布署は23日に強制性交容疑で西武・山川穂高内野手(31)を書類送検した。
容疑の内容は昨年11月に港区のホテルで知人の20代女性に性的な暴行をした疑い。女性が被害届を提出、麻布署が捜査を続けていた。今回の騒動をめぐっては11日に「文春オンライン」が報道、翌12日に山川は登録抹消となっている。
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今春のWBCにも侍ジャパンメンバーとして出場、昨季は打撃2冠に輝くなど球界屈指のスラッガーの前代未聞の騒動に球界内外に波紋が広がっている。
山川の書類送検を受けて、西武球団は23日に「書類送検された事実は確認しております。当球団の選手が書類送検されたことは誠に遺憾であります。ファンの皆さまや関係者の皆さまにご心配をおかけしており、誠に申し訳ございません」とコメント。松井稼頭央監督も「その話はもちろん聞いていますが、僕の方からお答えすることはできない」と話すなど、周囲も対応に追われた。
また今回の書類送検においては起訴を求める「厳重処分」ではなく、判断を検察に委ねる「相当処分」の意見をつけたことが明らかになっている。今後は検察の判断に注目が集まるが、仮に不起訴になったとしても山川にはいばらの道が待っていそうだ。
近く親会社の株主総会も控える中、このままでは株主から相当強い突き上げも予想され、球団も難しい舵取りが求められそうだ。ファミリー層が多い球団でもあり、現在もファン間で強い反発の声も飛び交っている。解雇処分も現実味を帯びる中、救いの手を差し伸べる球団はあるのか。ネット上では2つの球団名があがっている。
まず一つは、最近は調子をあげてきている日本ハム。万波中世、野村佑希、清宮幸太郎などロマン砲ぞろいながら、いずれの選手も未だ成長過程とあって、決定力に欠けるきらいがある。西武と日本ハムの間では3年連続でトレードを成立させるなど、しっかりと「パイプ」が築かれていることも大きい。
ほかにも得点力不足にあえぐ中日にも注目が集まる。現在チーム本塁打数は「13」と12球団ワースト。現在は若手の積極起用を進める中で、貧打が顕著になっているとあって、過去3度本塁打王実績を持つ山川を獲得となれば、チームの上積みは図れそうだ。
ただどの球団にせよ、強制わいせつに関わる事案とあって、まずは西武球団がどういった判断を下すのか。それに伴って、コミッショナーの裁定もあるのか等、親会社の判断も含め、慎重な対応が求められるのは間違いない。最悪の場合は独立リーグへの道などもささやかれる中、今後の捜査の推移が注目される。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]