スパ24時間公式テスト、2日目もコムトゥユー・アウディ最速。前年覇者ASPメルセデスが2番手に
2023年5月25日(木)18時3分 AUTOSPORT web

ベルギーのスパ・フランコルシャン・サーキットを舞台に、前日から二日間の日程で開催された『クラウドストライク・スパ24時間』の公式テスト。最終日となった5月24日(水)も計8時間のテストが行われ、コムトゥユー・レーシングの21号車アウディR8 LMSエボIIが総合ベストタイムをマークした。
マックス・ホーファーは2日連続で最速となったコムトゥユーのマシンをドライブし、3時間の走行枠が設けられた午前中のセッションで2分16秒627をマーク。前日の23日(火)に姉妹車11号車を駆るチームメイトのクリストファー・ハーゼが記録した2分16秒741を0.114秒上回り、二日間の総合ベストをマークしている。
21号車アウディに続いたのは、2022年大会の覇者アコーディスASPチームのメルセデスAMG GT3エボだ。今シーズンも優勝候補の一角である88号車メルセデスもまた午前中のセッションで自己ベストを記録。タイムは2分16秒684で、トップとは0.057秒差だった。
午前中の3、4番手はトレゾア・アウディ勢によって占められ、40号車アウディR8 LMSエボII(トレゾア・オレンジ1)が2分16秒751、99号車アウディR8 LMSエボII(トレゾア・アテンプト・レーシング)が2分16秒930というタイムを刻んでいる。
水曜午後の5時間のセッションでは、ルトロニック・レーシングの96号車ポルシェ911 GT3 Rが最速に。ブロンズカップエントリーのグローブ・レーシング23号車、ハーバース・モータースポーツの91号車と3台のポルシェ911 GT3 Rが上位に並ぶ結果となったが、この中でトーマス・プライニングのドライブでセッション終盤に2分16秒875をマークした96号車が全体トップとなっている。
ポルシェ勢の後方には初日最速のクルマとなったコムトゥユーの11号車アウディR8 LMSエボIIと、プロ・アマエントリーのクラウドストライク・レーシング・バイ・ライリー4号車メルセデスAMG GT3エボが続いた。
今回のテストでは走行初日に何度か赤旗中断が生じたが、水曜日にはさらに多くのアクシデントが発生した。
VSR(ヴィンチェンツォ・ソスピリ・レーシング)の60号車ランボルギーニ・ウラカンGT3エボ2は、セッション序盤にラディオンでクラッシュを喫した。またアウディR8 LMSエボIIを走らせるユーノ・レーシングの1台はレ・コンブで、ダイナミックGTフーバー・レーシングの56号車ポルシェ911 GT3 Rはジャッキー・イクス・コーナーでアクシデントに見舞われている。