【阪神】ノーヒットノーランの悪夢払拭! 「恐怖の5番打者」「新たな巨人キラー」の存在とは

2024年5月25日(土)17時55分 ココカラネクスト

渡辺を5番に起用した岡田監督の采配も光った(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext

 阪神は5月25日の巨人戦(甲子園)に3ー0と勝利。前日に相手エース、戸郷翔征にノーヒットノーランをやられる屈辱に一夜明け、しっかりやり返した。

【動画】5番に入った渡辺が値千金の今季1号を放ったシーン

 前日は本拠地で相手エースにノーノ—をやられた、3度出塁しながら、得点に結びつけられず。9回は一死二塁の好機を作るもチームが誇る1、2番打者の近本光司が一直、中野拓夢が空振り三振に倒れ、快挙達成を許した。

 気合十分で各ナインが臨む中、まず先制点を奪ったのは木浪聖也の一振りだった。2回一死二塁から右翼線を破る適時二塁打をマーク。先発したジェレミー・ビーズリーを援護すると、さらに4回だ。

 この日「5番・三塁」に入った渡辺諒が4回先頭の第2打席で1号ソロをマーク。赤星優志の内寄りの直球を振りぬくと、左翼席へ飛び込む、価値ある一発を放った。

 今月15日に1軍昇格後は試合前の時点で打率3割と好調を維持している。「直球破壊王子」の異名を持ち、ストレートに勝負強さを示す打者でもあるが、狙い通りに一発につなげた。

 現在、5番を務めていた佐藤輝明が打撃、守備不振などの影響でファームで再調整中。主砲、大山悠輔の後を打つ打者の重要性が増す中、クリーンアップ候補に名乗りをあげた。

 この日はほかにも森下翔太、大山にもヒットが飛び出すなど打線が活発化した。前日の敗戦のショックを引きずることなく、すぐに切り返せるのがチームの強みともいえる。

 そして先発のビーズリーは初回、3回、4回といずれも先頭に安打を許すも、要所を締め6回無失点で2勝目をマーク。球威ある直球とスライダー、カットボール、フォークのコンビネーションで巨人打線を封じた。これで今季初の1軍登板となった18日のヤクルト戦(甲子園)から11イニング連続でゼロ行進、新たな巨人キラーとしても期待を高めそうだ。

 開幕ローテーションに入っていた伊藤将司、青柳晃洋が二軍で調整を続ける中、すぐにこういった安定感ある投手が1軍の輪に加われることが層の厚さに結びついているともいえる。

 しっかりチームを立て直してきた首位チーム。今後の戦いぶりも注目となる。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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