「バレルゾーン」大幅超えの打球角度43度弾 巨人・吉川尚輝、常識外れの2号ソロに「自分が一番びっくりしています」

2025年5月25日(日)5時30分 スポーツ報知

3回1死、先制のソロを放った吉川尚輝はベンチのナインと笑顔でタッチ(カメラ・小林 泰斗)

◆JERA セ・リーグ 巨人4—2ヤクルト(24日・東京ドーム)

 本人も驚きの一発だった。巨人・吉川自身も打球を飛ばすと、顔をゆがめるほどだった。両軍無得点の3回1死走者なし。カウント2—1から吉村の146キロ直球を捉えると、長い滞空時間を経て右翼席中段へ飛び込む先制2号ソロだ。「(本塁打になり)打った自分が一番びっくりしています。先制できて良かったです」という打球角度43度のアーチ。自身が本塁打をマークした試合はこれで10連勝だ。

 一般的に長打になりやすいとされる「バレルゾーン」は打球速度158キロ以上、同角度26〜30度。常識外れの角度の一発を同速度170キロで放り込み、亀井打撃コーチは「インパクトが強かった。調子は悪くないってことだと思う。悪ければ失速しているでしょう」と分析した。さらにオフに合同自主トレを行った泉口とは初のアベックアーチで、“弟子”とともに勝利に貢献。「今日は泉口が良かった」と後輩を立てた。

 昨季は自身初の全試合出場。岡本や坂本、丸と主力が不在の中で今季もここまでチームで唯一全試合に出場し、連続で無安打だった試合は最長で2試合と安定した成績を残している。「明日も試合なんで、3つ勝てるように頑張ります」。このまま、力強く打線をけん引していく。

スポーツ報知

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