國井勇輝、開幕2連勝「チーム100勝目は自分が獲ると自信を持って走った」/2024全日本ロード第3戦SUGO ST1000 決勝

2024年5月26日(日)14時5分 AUTOSPORT web

 5月26日、2024年MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ 第3戦 スーパーバイクレース in SUGOのST1000クラス決勝が宮城県のスポーツランドSUGOで行われ、國井勇輝(SDG Team HARC-PRO.)が優勝を飾った。2位は岩戸亮介(Kawasaki Plaza Racing Team)、3位は荒川晃大(MOTOBUM HONDA)が続いている。


 全日本ロードレース第3戦SUGOのST1000クラスは國井が優勝した。
 
 晴天のなか行われたST1000クラスの決勝レース。ホールショットを奪ったのはポールシッターの岩戸。その背後には國井がつける。國井は2周目突入のストレートで首位を奪取し、ハイペースで周回を開始。2番手につける岩戸を引き離しにかかる。


 後方では國峰啄磨(TOHO Racing)、豊島怜(DOGFIGHTRACING JDS)、作本輝介(Astemo HondaDream SI Racing)が激しい表彰台争いを開始する。


 5周目には、6番手争い集団を形成していた井手翔太(AKENO SPEED・RC KOSHIEN)、村瀬健琉(Team TITAN-TKR SUZUKI)が次々に転倒し、レースは荒れた展開となる。


 國井は唯一、1分27秒台で周回を重ね、トップ独走状態に移行。一方の岩戸は國峰、豊島、作本のセカンド集団に迫られる。


 レースは後半に突入。岩戸、國峰、豊島、作本は完全に4台の集団を形成。12周目に作本が転倒。作本は再スタートを切るが、その後リタイアとなる。作本の離脱により、岩戸、國峰、豊島の3台での2番手争いに移行する。


 ラスト5周。國峰がセカンド集団のトップに浮上。豊島も國峰に続いて岩戸を捕らえて、3番手浮上。岩戸は一気に表彰台の圏外へ。しかし、岩戸はあきらめずに豊島をかわして3番手を奪回する。


 ラスト2周で、岩戸がセカンド集団のトップに返り咲く。最終ラップを迎えた時点で、國峰が転倒を喫す。その影響を受けて、豊島が大きく後退する。

2024全日本ロード第3戦SUGO ST1000決勝


 先頭を走る國井は、最後までハイペースで周回を重ね、後方を大きく引き離して圧勝。開幕もてぎに続いて、2連勝を達成する。これにより、ハルク・プロはチームとして100勝目の達成となった。


 岩戸は単独2位でゴール。5番手で単独走行だった荒川晃大(MOTOBUM HONDA)が漁夫の利を得て3位に入り、初めての表彰台を獲得した。

國井勇輝(SDG Team HARC-PRO.)/2024全日本ロード第3戦SUGO ST1000
今回の優勝で、1987年から全日本ロードレースに参戦し続けたハルクプロは100勝目を達成。


■國井勇輝(SDG Team HARC-PRO.)ST1000決勝:優勝
「優勝できたことがうれしいです。2連勝することができて、とにかくうれしい。SUGOは苦手で鬼門だと思っていました。でも克服してしっかり走ることができました。ウイークを通して岩戸選手が速くて自分は苦しんだのですが、アベレージタイムはよかったので、引き離して優勝することができました」


■岩戸亮介(Kawasaki Plaza Racing Team)ST1000決勝:2位
「純粋に優勝をねらっていたので悔しいです。でも開幕戦でカワサキプラザレーシングチームとして初めて表彰台に立ちました。一個一個進んで行けているのかなと考えれば、いいレースだったんじゃないかなと思います。ただテストからずっとトップタイムだったので、決勝でもトップでチェッカーを受けたかったです」


■荒川晃大(MOTOBUM HONDA)ST1000決勝:3位
「ウイークをとおしてタイムに変化がないまま、いいところを見つけられないまま決勝になってしまいました。限界の低いところで走っていました。新型マシンに慣れない部分があって、苦戦しています。後半戦で挽回できるように頑張ります」


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