ああ8連敗 自力V消滅危機のヤクルトでささやかれる「陰の戦犯」とは

2023年5月27日(土)11時46分 ココカラネクスト

令和の三冠王、村上も勢いを取り戻せない(C)CoCoKARAnext

 リーグ2連覇のヤクルトが自力V消滅の危機を迎えている。

 26日の広島戦(マツダ)に4−6と敗れ、19年以来となる8連敗。借金は20年以来の「9」まで膨らんだ。

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 先発の高梨裕稔が3回7安打6失点と広島打線につかまり、打線が食い下がるもあと一歩及ばず。試合後の高津監督も「投手がこういう状況で、打つ方にも歯車がうまくかみ合わない」と言葉を絞りだすしかなかった。27日の試合も敗れて阪神が勝つと、自力優勝が消滅する。

 悪いことは重なるもの。好調だった塩見泰隆が下半身のコンディション不良で登録抹消となった。25日の阪神戦、延長10回二死で三ゴロを放ち、一塁を駆け抜けた際に異変が起きたと見られる。プロ6年目となる今季はコンディション不良で開幕スタメンを逃し、今月4日に登録されたばかりだった。昇格後の成績は16試合に出場し、打率・273、3本塁打、10打点、1盗塁と気を吐いていた。さらに主力の山田哲人も下半身の張りで4回に途中交代するなど野戦病院化が続いている。

 厳しいチーム状況の中ではやはり主砲の奮起が待たれる。4番・村上宗隆はここまで45試合に出場し、打率・219、8本塁打、26打点。本塁打こそ出ているものの、好機に凡退する姿も目立ち、本来の調子はまだ取り戻せていないようだ。

 昨年初のゴールデン・グラブに輝いた遊撃レギュラーの長岡秀樹も打率・191と低迷。ただでさえ手薄な布陣で主力の低迷がチームの成績に直結しているともいえ、重苦しいムードが漂う。また選手のコンディション不良が続くとあって、首脳陣とトレーナー陣間の連携が適切だったかなども注目されている。

借金「9」は20年以来、3年ぶり。目指すリーグ3連覇に黄信号がともりつつある。この苦しい状態を抜け出すには一、二軍あわせて選手の奮起が求められそうだ。 

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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