佐々木朗希の「今オフMLB移籍計画」を米記者が報道! “25歳の壁”も「日本の慣例に縛られるには才能がありすぎる」

2024年5月27日(月)16時0分 ココカラネクスト

ロッテで異彩を放ち続ける佐々木。幕張からメジャーへという願望を隠そうとはしない怪腕の去就が話題となっている。(C)Getty Images

 やはり目指すは“世界最高峰”だ。日本球界の至宝に関する去就情報が話題となっている。

 現地時間5月18日、米紙『Washington Post』のチェルシー・ジェーンズ記者が「日本では、童顔の天才投手が野球の常識を覆す準備を進めている」と銘打った記事を掲載。ロッテに所属する佐々木朗希が今オフにメジャーリーグへ移籍する可能性を伝えた。

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 いわゆるメジャー志向の高さは周知の通りだ。佐々木は昨年オフに越年交渉をし、契約更改後には日本プロ野球選手会を脱退。入団5年目の若手としては極めて異例の決断をした直後の会見では「色んなことを球団とじっくり話してやらせてもらって、お互い納得して契約できたと思う」と語ったうえで「将来的にメジャーリーグでプレーしたい」と断言していた。

 すでに今季も複数のメジャー球団の幹部が佐々木を視察。その一挙手一投足は、鵜の目鷹の目のスカウトたちの垂涎の的となっている。

 そんな剛腕について「日本の千葉から次代のビッグスターがやってくる。それは誰もが知っている。でも本人が多くを語らないから、みんな言わない。なぜなら、日本の野球界のスターは早く家を出てはいけないという暗黙のルールがある」と指摘。さらに「ササキは非常にメジャー移籍に熱心であり、MLB球団も彼の力を熱望しているため、アメリカへ旅立つことを推し進め、日本のプロ野球界の伝統を破るのはほぼ間違いない」と強調し、早期移籍の可能性を伝えた。

 もっとも、現在22歳の佐々木が即座にメジャー移籍をしようとした場合には、大きな課題がある。それはメジャーで定められている労使協定だ。

 2016年に施行された同協定において、海外選手を獲得する際に生じる契約金制限の適用年齢は25歳から。すなわち来年に23歳となる佐々木が移籍をする場合には、年間500万ドル(約7億2500万円)程度に抑えられたマイナー契約からのスタートとなるのだ。

 それでも「複数の球団幹部、スカウト、代理人の情報」としてジェーンズ記者は「MLBのいくつかのチームは、ササキをこのオフシーズンにポスティングさせる計画を立てている」と断言。そのうえで「国際的な契約ルールが適用される今年中にポスティングされれば、彼は安く手に入る。実際にその準備ができていようがいまいが、ササキは遅かれ早かれMLBに行く」とし、こう続けている。

「MLB球団の関係者たちがそうであるように、ササキもまた、日本球界の慣例に縛られるにはあまりに才能がありすぎると信じている」

 無論、25歳未満での放出はロッテにとって“旨味”はないため、その可能性には疑義を抱かざるを得ない。ゆえに全ては交渉次第となりそうだが、佐々木がメジャーリーグ移籍を決断すれば、話題沸騰となるのは必至だ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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