山本由伸「心拍数上がりました」「頑張りました」 3回に自らを救ったバント処理 6回2失点で6勝目

2025年5月27日(火)10時48分 スポーツ報知

◆米大リーグ ガーディアンズ2—7ドジャース(26日、米オハイオ州クリーブランド=プログレッシブフィールド)

 ドジャース・山本由伸投手(26)が26日(日本時間27日)、敵地・ガーディアンズ戦に先発し、6回3安打2失点7奪三振でリーグ3位タイの6勝目(3敗)を挙げた。防御率1・97で同2位をキープ。最速96・3マイル(約155キロ)で球数は88球だった。

 昨季ア・リーグ中地区を制したガ軍戦は2年目で初登板だった。チームが大谷翔平投手(30)の19号先頭打者本塁打で先制した直後の初回は2奪三振で3者凡退の立ち上がり。2回も2三振を奪ってパーフェクトと完璧に封じた。2点リードの3回は先頭に四球を与えると、8番・マルティネスには右翼ポール際に特大のファウルを浴び、打ち直しで初安打となる右前打を打たれた。無死一、二塁から9番・ウィルソンの一塁側へのプッシュバントは自ら処理、打者走者をタッチアウトにする好プレーが飛び出した。その後1番・クワンの遊ゴロの間に1点こそ失ったが、同点は許さず切り抜けた。

 試合後、華麗なバント処理について「本当はサードでアウトにするのを狙ってたんですけど、ちょうどいいところにバントを決められてしまったので。とりあえず一つ(アウトを)取れるように頑張りました」と笑い「心拍数もすごく上がりましたし、その後落ち着いて投げることは意識しました」と振り返った。

 この日のプログレッシブフィールドには「Midge」(小虫)と呼ばれる体長1センチほどの虫が大量発生する悪条件だったが、背番号18には関係なかった。4回は味方のエラーから1死一、二塁のピンチを背負うも、6番・シュニーマンを遊ゴロ併殺。6回は2死から3番・ラミレス、4番・マンザードの連打で失点したが、この日は直球、カーブ、スプリット、ツーシーム、カットボールの5球種で、スライダーは1球も使わずに乗り切った。試合中もマウンドで虫から“襲撃”を受けていたといい「本当に虫嫌いだなと思いました」と苦笑した。

 この試合が今季11試合目の登板。メジャー移籍後最多の110球を投げ、7回1安打無失点と快投した20日(同21日)の本拠地・Dバックス戦から中5日で再び好投した。ロバーツ監督が「エース」と認める活躍が続く2年目。防御率は試合前の1・86から1・97となったが、リーグトップの千賀滉大(メッツ)の1・46に次いで同2位をキープした。

スポーツ報知

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